路地を入ったり、駐車場を抜けたり。うっかりすると見過ごしてしまいそうな場所にすてきなカフェを見つけました。通りから一歩踏み入れると、そこが〝奥まるカフェ〟の入り口です。
※歩数は編集部調べです
富小路通沿いにあるコインパーキングの奥。進むのにちゅうちょしてしまいそうですが、合っています! ここに目指す「WEEKENDERS COFFEE 富小路」があります。「京都市内のこの辺りで、こんなに空が抜けて見えるスペースは珍しいでしょ」とオーナーの金子さん。左京区にある本店のばい煎所から届く豆を使ったコーヒーは、立ち飲みかテークアウトで。
「通りがかりの人は、まず入ってきません」と笑うのは、「珈琲二条小屋」の店主・西来(にしき)さん。店の前は、車2台分のスペースがある駐車場です。「奥まったロケーションにこだわったわけではないけれど、この物件に出合ったのでイメージがわいたんです」
デザインも施工も一人で手掛けたという店舗にあるのは、立ち飲み専用のカウンター。コーヒーとともに、焼き菓子やホットサンドもどうぞ。
河原町七条そばの、いくつかの店が並ぶ路地の一角にある「HIBI COFFEE」。コーヒーは、常時8種類ほどを用意。豆の鮮度にこだわり、その日に必要な分を店内のばい煎機で少しずつロースト。すっきりとした飲みくちが楽しめるそう。お供には、2種類用意されたケーキやマフィンはいかが。
通りに面した入り口から進んで左折。さらに右折。一人がやっと通れるほどの細〜い道を進むと、ようやく「ヱントツコーヒー舎」の店内に到着です。こちらは、主にフード担当の丸島さんとコーヒー担当の髙村さんの2人が、約1年半かけて町家を改装したカフェ。ノスタルジックがテーマなのだそう。
コーヒーのばい煎は店内から上がる屋根裏部屋(!)で。工夫がいっぱいの店の造りに興味がつきません。