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〝地元パワー〟 が祭りに集結

11月6日(日)、大山崎町で開催される第2回「天王山ゆひまつり」。地元の住民有志「天王山にぎわい実行委員会」が企画を行っています。〝地元パワー〟が感じられる催しとなりそうです!

「天王山にぎわい実行委員会」のメンバー(前列中央が島さん)。祭りのスローガンは「まち・ひと・歴史 そして未来がつながる大山崎」です

昨年の「天王山ゆひまつり」の様子

第1回「天王山ゆひまつり」が実施されたのは、30年以上にわたって地元住民に親しまれてきたイベント「おおやまざき産業まつり」が2014年に廃止されたことがきっかけでした。「それなら、住民主体で地域の絆が深まるイベントをつくろう」と、昨年2月「天王山にぎわい実行委員会」が発足。昨年11月に、第1回が実現しました。

今年は、さらに会場が広くなり、内容も盛りだくさん。大山崎に伝わるカエルの昔話にちなんだ展示や地元の店が集まるマーケット、地域住民によるステージなどが楽しめます。

人や地域の結びつきを深める祭りに

祭りを控え、ミーティングも。重要な連絡事項が山積みですが、和やかな雰囲気で進みます

「ほら、見てください。地元のおばあちゃんたちがクイズの賞品に提供してくれたんです」と、同会実行委員長の島照子さんが見せてくれたのは、箱いっぱいの“カエルクリップ”。洗濯ばさみに布の袋をかぶせ、カエルの顔のマスコットが丁寧に縫い付けられています。

メンバーからも、「わぁ、かわいい!」との声。これは一つ作るのにもかなり手間がかかるのでは…。「100個作ると、おばあちゃんたちも張り切ってくれています」と島さんはにっこり。

このように、今年は参加者や周囲の人から「何かお手伝いしようか」「これをしたらどうだろう」と声を掛けられることが増えたのだそう。

「前回はこちらからお願いして手伝ってもらうことが多かったですね。皆さんに興味を持ってもらえてうれしいです」(島さん)

「天王山ゆひまつり」の“ゆひ(結い)”とは、田植えや稲刈りのときなどに、集落の人々が助け合うことを意味するとか。人や地域の結びつきを深めたいとの思いがつまったネーミング通り、祭りが人や地域をつなぐ役目を果たしているのですね。

そのほか、長岡京市が拠点の「乙訓戦国つつじ甲冑(かっちゅう)隊」や、亀岡市で結成された「丹波亀山鉄砲隊」のように、ほかの地域から参加する団体も。甲冑姿での劇が上演されたり、武者行列のパフォーマンスが披露されるとあって、にぎやかになりそうです。

問い合わせは島さん=携帯電話:090(9612)5914=へ。フェイスブックページもあり。「天王山ゆひまつり」で検索を。

天王山ゆひまつり
〈日時〉 11月6日(日)午前10時~午後3時
※雨天決行(荒天中止)
〈会場〉 大山崎小学校と大山崎町役場周辺
※いずれもJR「山崎」駅または阪急「大山崎」駅下車
〈料金〉 入場無料
〈プログラム〉
  • ●オープニング「いざ出陣!! 甲冑隊による武者行列と火縄銃演武」…地元の子どもたちを交えての武者行列パフォーマンスなど
  • ●ゆひまつり on ステージ…ダンス、こども竹太鼓、空手演武など
  • ●天王山マーケット…飲食や物販、合計40以上の出店
  • ●ゆひまつりうぉーきんぐクイズ…イベント会場をめぐるクロスワードパズル。正解者には賞品も ※受け付けは午後1時30分まで
  • ●天王山カエルこれくしょん…「京のカエル大坂のカエル」の原画展。カエルにちなんだワークショップなどもあり
    ※会場は「洛和ヴィラ天王山」    ほか

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