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目指すのは、“ママがキラキラできる場づくり”です

京都市中京区のイベントスペースを拠点に活動する「MaMan KYOTO(ママン キョウト)」。昨年10月の結成以来、ほぼ月に2回、幼い子どもを持つ母親が参加しやすいワークショップを開く、親子のためのサークルです。

「MaMan KYOTO」のメンバー。左から永井舞さんと颯介くん(1歳)、當麻千智さん、柳原香奈さん、滑田能子さん

「MaMan KYOTO」のメンバー。左から永井舞さんと颯介くん(1歳)、當麻千智さん、柳原香奈さん、滑田能子さん

「3年ほど前、私は初めての専業主婦、初めての育児を体験しながら、孤独を感じていました。母親同士が交流ができ、息が抜ける場所があったらなぁ…と思っていたんです」と振り返るのは、滑田能子(なめだよしこ)さん。現在は子育てをしながら働く、「MaMan KYOTO」の主宰者です。

その後、共通の知り合いから、現在のメンバーである柳原香奈さんを紹介され、意気投合。専業主婦時代の滑田さんが“ほしかった場所”をともに立ち上げました。

固定メンバーは、第1回のイベントに参加した永井舞さん、當麻千智(たいまちさと)さんを含む4人。“ママがキラキラできる場づくり”を第一に考えた企画を実現してきました。

これまで、「書籍編集者と英語絵本を楽しむ会」 「忙しい朝でも簡単ヘアアレンジ&前髪カットのコツ教えちゃいます」といったワークショップを、月2回ほどのペースで実施。参加者はそのたび募る、1回完結のスタイルです。

積極的に“お母さん”に講師を依頼

「家族みんなで覚えれば、赤ちゃんは多くの人とコミュニケーションできるようになります」と熊谷さん(写真中央)

「家族みんなで覚えれば、赤ちゃんは多くの人とコミュニケーションできるようになります」と熊谷さん(写真中央)

ワークショップの最中でも、おむつ替えや授乳などが自由にできるよう、会場の一角にクッションマットが敷かれています

ワークショップの最中でも、おむつ替えや授乳などが自由にできるよう、会場の一角にクッションマットが敷かれています

取材日に開催されていたのは、「グーとパーで親子の会話~よちよち手話体験~」と題したワークショップ。子連れのお母さんが3人参加していました。

「よちよち手話」は、赤ちゃんが言葉を話し始める前からできるコミュニケーション法。「おなかがすいたの?」「眠いの?」などと声掛けをするときに決まった身ぶりをすると、それを赤ちゃんが覚えるのだそう。

「赤ちゃんがサインを使う姿は何ともかわいい! 『うちの子、天才かも』って、思いっきり親ばかになっていいですよ(笑)」と講師の熊谷直子さん。参加者からも笑顔がこぼれます。

実は、熊谷さんは以前、別のワークショップの参加者だったそう。教わる人が、あるときは教える人に、そんな交流も魅力だといいます。

お寺を会場にマルシェや図書館も

前回の「てらまる。」の様子

前回の「てらまる。」の様子

今年に入ってからは、天性寺(中京区)を会場に規模を拡大したイベントも実施しています。

3月の「てらまる。」では、本堂でマルシェを開いたり、音楽のライブなどを行ったり。多くの家族連れでにぎわったそう。9月10日(土)に第2回が開催されます。

6月には、一日限定の「お寺図書館」をオープン。会場に用意された約300冊の絵本を、参加者が自由に楽しみました。本を読みながら親子でゴロッと寝ころんでウトウトしてもOK。そんなユニークさも好評で、その日のうちに「次はいつ?」との声があがったのだとか。「継続していきたい企画です」(柳原さん)

ワークショップは、原則的に平日の午前11時~正午に開かれます。開催日はフェイスブックやブログなどでチェックを。問い合わせ・申し込みは滑田さん=TEL:090(3488)4450=へ。メール(柳原さん)=Mail:yanakana@yahoo.co.jp=でも可。

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