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夏の夜を彩る明かり

京都の夏の夜に、ぽっとともる明かり、揺らめく光。そんな光景に出あえる行事やイベントに出かけませんか。
①日時②開催場所③料金④問い合わせ先

先祖の“精霊”を迎え、送り出すお盆の行事「六道詣り」。

千本釈迦堂としても知られる大報恩寺の境内には、日暮れからたくさんの灯籠がともされ、この期間だけの光景が広がります。だいだい色の明かりに沿って石畳を進めば、開帳されている秘仏・釈迦如来像に出あえます。その金色に輝くさまを見て、感嘆の声をもらす参拝者もいるそうです。

  • ①8月8日(月)~16日(火)午前9時~午後8時(点灯は日没後)
  • ②大報恩寺(市バス「上七軒」停から徒歩約5分)※無料駐車場あり
  • ③境内無料
  • ④大報恩寺=TEL:075(461)5973

写真はイメージです

世界遺産「二条城」に作庭された「二之丸庭園」。特別名勝指定のこちらの庭園が、初の夜間公開に合わせてライトアップされることに。白や黄のやさしい色合いのライトが、池の中央に浮かぶ島や橋などを照らし出します。

期間中は、重要文化財「二之丸御殿唐門」や池泉回遊式で芝生が美しい「清流園」も和のテイストの明かりで彩られます。

京都各所で開かれる「京の七夕」イベントの一環なので、短冊に願い事を書けるコーナーもありますよ。

  • ①8月3日(水)~15日(月)午後7時~9時(閉城は9時30分)
  • ②二条城(地下鉄「二条城前」駅下車すぐ)
  • ③入城料=一般500円、小中高生300円
  • ④二条城夏季ライトアップ事業委員会=TEL:075(746)225

清水寺の「千日詣り」は、1日のお参りで千日分の御利益があるとされ、多くの人でにぎわいます。

特別な法要のときしか立ち入ることができない本堂の内々陣(ないないじん)で献灯ができるこの期間。千手観音像(お前立ち)と、ズラリと並ぶ「二十八部衆」、「風神」「雷神」の前に多数のろうそくがともされます。8月14日(日)~16日(火)は夜間の特別拝観が実施されているので、あたりが暗くなってから訪れれば、ろうそくの炎による荘厳な雰囲気が感じられそう。

  • ①8月9日(火)~16日(火)午前9時~午後5時(受け付け終了)、夜間の拝観は14日(日)~16日(火)午後7時~9時(受け付け終了)
  • ②清水寺(市バス「清水道」「五条坂」停から徒歩約15分)
  • ③拝観料/一般400円、小中学生200円
  • ④清水寺=TEL:075(551)1234

こちらも舞台は世界遺産。下鴨神社で、チームラボによる「下鴨神社 糺(ただす)の森の光の祭」が開かれます。

糺の森の参道が光のアート作品「呼応する木々─下鴨神社 糺の森」に変わります。ピンク・青・黄などさまざまな色にライトアップされた木々は、人が通ると強く輝いたり、消えたり、さらには音を響かせたり。まるで呼吸をするかのようなリズムの光と音の中にいると、気持ちまでゆったりとしてきそう。

楼門の中の空間では、いくつもの光の球体が漂う作品「呼応する球体─下鴨神社─糺の森」を展示。人が触れることで色を変化させ、音を発するのだとか。

  • ①8月17日(水)~31日(水)午後6時~9時30分 ※17日は午後7時に点灯式。楼門内での「呼応する球体」は17日と期間中の土日のみ
  • ②下鴨神社(京阪「出町柳」駅から徒歩約12分)
  • ③無料※「呼応する球体」は500円要
  • ④下鴨神社=TEL:075(781)0010

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