「新しい雑貨店ができてる!」。見つけた瞬間、吸い込まれるように足を踏み入れてしまう—。 不思議なことに、雑貨店にはそんな魅力がありますよね。今回紹介する新店にも、そんな“引き寄せパワー”を感じられそう。
烏丸丸太町を上がってすぐ、細い石畳の路地を入った場所にある「hisoca」。知らずに通ると気が付かないような、ひっそりとしたたたずまいは店名そのもの。
すっきり明るい店内には、宇治・炭山の作家の器やガラス、アンティークの器などがセンス良く並んでいます。「新しい、古いにかかわらず、作った人のあたたかみが感じられるものを扱っています」と店主。
hisoca(ひそか)
上京区椹木町通烏丸西入ル
古い空き家をリノベーションした文化交流施設「itonowa」。その2階にオープンしたのが「*字路雑貨店」です。
5畳ほどの空間に置かれているのは、ポストカードやキャンドル、豆本と、さまざまな小物。どれも作家もので、見ていると、ふと笑顔になってしまうようなユニークなデザインです。
*字路(じろ)雑貨店
下京区突抜2-357 itonowa2階
店内には、竹のカゴ、鍋、調味料など全国から集められたキッチングッズが。
生活用品の問屋業を営んできた「カワタキ」が手掛けた「川端滝三郎商店」には、焼き物だけでも、清水焼、信楽焼、小鹿田焼、萩焼など、さまざまな産地のものがあります。日本の手仕事や技術の奥深さに触れられるのも魅力です。
川端滝三郎商店
中京区麩屋町通錦小路下ル
こちら「Soil」は、南禅寺近くから昨年1月に移転。こぢんまりした店内で目にするのは、北欧や東欧の古い器など、店主が現地を歩き回って見つけたものばかり。中には、1800年代に使われていたという木おけも。
「形や素材、質感が独特。歴史的な背景などを想像させてくれます」との店主の言葉通り、「どんなふうに使われていたのかな」とイメージをふくらませるのも楽しいものです。
Soil(ソイル)
左京区北門前町476-1