「今年もこの季節が巡ってきたな」。花の姿やその香りから、そう感じることは多いもの。今回は、このシーズン、散策も楽しい宇治エリアの花スポットを集めました。花をめで、季節を感じる時間を過ごしませんか。
カンザン、フゲンゾウ、ヨウキヒ、イチヨウ。これ、すべて宇治市植物公園で観賞できる八重桜の名前です。同園には、約20品種の八重桜が計150本植えられています。
4月16日(土)・17日(日)・23日(土)・24日(日)に行われるのが「2016 花と緑のキャンペーン『八重桜無料公開』」。この期間は入園無料(駐車場利用は別途要)。あでやかな八重桜を満喫できますよ。各日午前11時と午後2時には、「桜ツアー」として同園スタッフによるガイドも(当日受け付け)。楽しいトークで解説してもらえます。桜の説明展示パネルも設置されるので、八重桜について詳しくなれそうですね。
●宇治市広野町八軒屋谷25―1(京都京阪バス「植物公園」停下車)、☎0774(39)9387。午前9時~午後5時(入園は4時まで)
三室戸寺で、もう間もなく見ごろを迎えるのがツツジとシャクナゲです。
4月23日(土)~5月15日(日)には「つつじ しゃくなげ園」が公開されます。特にツツジは見ごたえあり。約2万株、紫、ピンク、白の花々が一面を彩るのだとか。平戸ツツジを中心に、霧島ツツジ、久留米ツツジなどを見ることができますよ。
境内の三重塔をのぞむ山の北斜面に咲くのは西洋シャクナゲ。約1000株が植えられています。
●宇治市菟道滋賀谷21(京阪「三室戸」駅から徒歩15分)、TEL:0774(21)2067。午前8時30分~午後4時30分(拝観最終受け付けは午後4時まで)。拝観料/大人500円、小学生以下300円
宇治川のほとりにたつ惠心院。まっすぐに延びる参道の両側で、オレンジがかった黄色い花を咲かせるのはヤマブキ。こちらのヤマブキは八重のため、丸みのある花が特長です。参道を飾るように咲く様子はなんとも愛らしく、思わず笑顔になりそうです。
●宇治市宇治山田67(京阪「宇治」駅から徒歩約7分)、TEL:0774(21)3942。午前6時~午後5時。拝観料/無料 ※本堂は拝観できません