さわやかな春風に誘われて、気分も軽やかに出かけられるシーズンになりましたね。
桜の花が咲くスポットで楽しめる、さまざまな行事やイベントを紹介します。
哲学の道の南端に位置する「熊野若王子(くまのにゃくおうじ)神社」。こちらの裏山には、“陽光(ようこう)”という桜の木が80本ほど群生、市内が一望できる花見スポットです。
毎年4月の第1日曜日には、「桜花祭」を実施。後白河法皇の熊野詣での道中安全を祈願したことにちなむもので、祭典の後には、詩吟などの奉納もあり。
昨年の夏、高瀬川に登場した小さな“川床”「ききみずガーデン」。今回、桜のシーズンにも設置され、「高瀬川ききみる一日茶会」が開催されます。 つぼみの時期から、桜吹雪を堪能できるころまで22日間にわたり日替わりで、市民参加の茶会などがあるほか、竹細工のワークショップやヨガの体験、街頭紙芝居の実演、二胡のミニコンサートといったイベントも。
「大石神社」の神木は「大石桜」と名付けられた樹高9・5mのシダレザクラ。3月の終わりには地面に届くほどに花を咲かせ、満開時のライトアップを楽しみにする人も多いのだとか。 4月の「桜まつり」のころには、参道に並ぶ桜も咲きそろいます。祭りの当日は、祭典のほか、献茶式、お茶席、そば席も用意され、境内がにぎわいます。
1598年、豊臣秀吉が晩年に行った観桜の様子を模した「豊太閤花見行列(ほうたいこうはなみぎょうれつ)」。当日は、ぜいを尽くした行列が、三宝院唐門を出て境内を練り歩きます。 醍醐寺の桜は約800本。早咲きのカワヅザクラを皮切りに、金堂わきのオオヤマザクラが咲き終わるまで約3週間、さまざまな桜が目を楽しませてくれるのだとか。
「華道遠州 京都支部」のいけばなと、「響墨会」の書を合わせて鑑賞できる企画展。「華道遠州」宗家(そうけ)による玄関花や古典花など5点も特別に出展されます。
この時期、会場の「渉成園」内庭園では、ソメイヨシノをはじめとする約50本の桜が見ごろに。三味線演奏をバックにした書のライブ、落語家・桂米団治さんのパフォーマンスなどもあり、見どころがいっぱいです。