だんだんと形になっていくことへの高揚感、出来上がったときの達成感、ものづくりっておもしろいですよね。そこで今回は、オリジナリティーあふれる作品を気軽につくれる3つのスポットを紹介します。
ほんのり赤い器には、宇治の風土が息づきます
宇治で採掘した土でつくられる陶器〝朝日焼〟。使用する土によって風合いが異なり、中でも燔師(はんし)と呼ばれる陶土は、焼き上げるとほんのりと赤い発色と斑点模様が浮き出て、まるで朝日が昇っているかのような仕上がりになるのだとか。
「朝日焼作陶館」の土ひねり体験で、ロクロを手で回しながら、燔師の器を一から形作りましょう。スタッフが制作したお皿に、鉄を含んだ絵具で絵付けする体験もおすすめ。
どちらも1カ月半ほどで手元に届きます。
【左】土ひねりでできる器の大きさはお茶碗ほど
【右】水墨画のような濃淡のある色合いに趣を感じます
- 〈料金〉①土ひねり(1点)3240円 ②絵付け(皿)3240円 ※配送の場合は送料要
- 〈時間〉①1時間半程度 ②30分程度(①②ともに午前10時~/午後1時30分~)
- 〈定員〉①②1回約20人まで
- 〈予約方法〉電話で名前、参加日時、希望の体験を伝えて
- 〈申し込み・問い合わせ〉朝日焼作陶館(京阪「宇治」駅より徒歩7分)
TEL:0774(23)2517。受付時間=午前10時~午後5時、月・第4日休。駐車場あり
味わい深い、友禅染の帯揚げとハンカチ
3人の伝統工芸士が名を連ねる「岡山工芸」で、京友禅の繊細な美しさを体感しませんか。
絹織物を使った帯揚げの友禅染には、グリーン・ブルー・紫色・黄色・グレーの5色の染料が用意されています。単色でシンプルにするも良し、いくつかの色を配色してグラデーション風にするも良し、あなたの感性で染め上げて。ハンカチの手染めも可能。こちらはあらかじめ生地に描かれた絵柄に彩色をします。
後日、水洗いと縫製がされた品が送られてきますよ。
【左】ひねりのきいた個性派ぞろいの帯揚げ。1つ1つに染め手のこだわりが表れています
【右】思い出に残るハンカチが出来上がりそう
- 〈料金〉①帯揚げ4000円 ②ハンカチ1500円 ※どちらも送料込み
- 〈時間〉各30分程度(午前8時30分~午後5時30分)
- 〈定員〉①1回8人まで ②1回10人まで
- 〈予約方法〉電話で名前、参加日時、希望の体験を伝えて
- 〈申し込み・問い合わせ〉岡山工芸(近鉄・地下鉄「竹田」駅より徒歩10分)=TEL:075(643)4317。受付時間=午前8時30分~午後5時30分、第2・3土日・祝休。駐車場あり
〝マイグラス〟は、色も形も遊び心たっぷり
おちょこからビールグラスサイズまでのコップ制作が楽しめる、ガラス工房「グラススタジオアーティ」。熱せられた水あめ状のガラスに息を吹き込み、ゆっくりと慎重に膨らましていきます。
へこみをつけたり、気泡やひび模様を入れたりと装飾を加えることもでき、色の組み合わせも自由。50色の中から、2色を選んで。無色透明もOKです。アイデア次第でユニークなものが生まれそうですね。
完成品の受け取りは翌日以降に。
【左】水玉模様のような色付きがステキ(作品例)
【右】後で切り離しやすくするために、飲み口となる部分にくびれを入れています
- 〈料金〉1人1個3500円(材料費込み) ※配送の場合は送料要
- 〈時間〉30分程度(午前10時~午後6時)
- 〈定員〉1回7人まで。体験は先着順で1人ずつ
- 〈予約方法〉電話、ファクスまたはメールで名前、参加日時、連絡先を伝えて
※当日キャンセルの場合は取り消し料1000円がかかります
- 〈申し込み・問い合わせ〉グラススタジオアーティ(地下鉄「醍醐」駅より徒歩13分)
TEL・FAX:075(572)6423、aaty@me.com。受付時間=午前10時~午後5時、月休(月曜祝日のときは火休)。駐車場あり