この1、2年で、京都には続々とカレー店がオープンしています。一言でカレーと言っても、スパイスの配合や具材など、店ごとにさまざまなこだわりがあるんです。好みの味を探しに出かけてみて。
野菜の水分だけで鶏肉を煮込むスパイシーな「パキスタンカレー」や、マイルドな「エビとココナッツのカレー」といった4種類がスタンバイ。ターメリックライスと、ルー、付け合わせ。さらにネギやフライドオニオンなど、さまざまなトッピングが。見た目もにぎやか!
大切にしているのは〝香り〟。メニューごとにスパイスの配合が異なり、仕上げにもひと工夫。長時間寝かせる「ポークカレー」にはスパイスのフレーバーを感じるオイルを加え、サラリとした「チキンカレー」にはパウダー状のスパイスをふりかけてあるのだそう。それぞれの香りの違いを楽しんで。
尼崎でインド料理店を営んでいた夫婦が開いたお店。インドカレーをベースにした配合のスパイスに肉や魚介でとったスープを合わせるなど、店主のアイデアを融合させた〝スパイスカレー〟が味わえます。メニューで特に気になるのは、尼崎時代から26年継ぎ足し、煮込んだという「ナンディの激辛黒カレー」。辛い…、でも食べたくなる、クセになる味わいです。
平日のカレーメニューは「Kappa亭 牛ゴロカレー」「牛すじカレー」「王道のカツカレー」の3種。どれか決めたら、ルーをチョイス。じっくり炒めたタマネギの甘みとフレッシュなトマトの酸味、スパイスの辛さがミックスされた「オリジナルスパイシールー」と、ブイヨンをきかせたコク深い「欧風デミグラスルー」。具は同じなのに風味が異なるのがおもしろいですね。