この1、2年で、京都には続々とカレー店がオープンしています。一言でカレーと言っても、スパイスの配合や具材など、店ごとにさまざまなこだわりがあるんです。好みの味を探しに出かけてみて。
4種類のカレーを味わえる「ニコヨンスペシャルカレー」(1210円)。
付け合わせはインド風のピクルスやサラダのほか5種類。スプーンですくうたび、違う味が楽しめそう
野菜の水分だけで鶏肉を煮込むスパイシーな「パキスタンカレー」や、マイルドな「エビとココナッツのカレー」といった4種類がスタンバイ。ターメリックライスと、ルー、付け合わせ。さらにネギやフライドオニオンなど、さまざまなトッピングが。見た目もにぎやか!
21種のスパイスを配合した「ポークカレー」(850円)。具には豚バラ肉のほか季節の野菜も。カウンターに置かれた3種のピクルスとも相性良し
大切にしているのは〝香り〟。メニューごとにスパイスの配合が異なり、仕上げにもひと工夫。長時間寝かせる「ポークカレー」にはスパイスのフレーバーを感じるオイルを加え、サラリとした「チキンカレー」にはパウダー状のスパイスをふりかけてあるのだそう。それぞれの香りの違いを楽しんで。
「ナンディの激辛黒カレー」(写真左)と「ひよこ豆のカレー」(右)との「ダブルカレー」(880円、ピクルス付き)。中央はインドのせんべい「パパッド」
尼崎でインド料理店を営んでいた夫婦が開いたお店。インドカレーをベースにした配合のスパイスに肉や魚介でとったスープを合わせるなど、店主のアイデアを融合させた〝スパイスカレー〟が味わえます。メニューで特に気になるのは、尼崎時代から26年継ぎ足し、煮込んだという「ナンディの激辛黒カレー」。辛い…、でも食べたくなる、クセになる味わいです。
ご飯は白米、赤米、黒米をブレンド。「Kappa亭 牛ゴロカレー」のオリジナルスパイシールーなら750円、欧風デミグラスルーなら800円。ピクルス付き
平日のカレーメニューは「Kappa亭 牛ゴロカレー」「牛すじカレー」「王道のカツカレー」の3種。どれか決めたら、ルーをチョイス。じっくり炒めたタマネギの甘みとフレッシュなトマトの酸味、スパイスの辛さがミックスされた「オリジナルスパイシールー」と、ブイヨンをきかせたコク深い「欧風デミグラスルー」。具は同じなのに風味が異なるのがおもしろいですね。