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かけいぼ診断 ファイナンシャルプランナーが家計簿をチェック、家計の色んな悩みにお答えします

質問

2人目の子を希望していますが
貯蓄が圧迫されそうで、不安も

夫30歳(会社員) 妻31歳(会社員) 子1歳

2人目の子どもが欲しいのですが、保育料などがかさんで毎月の貯蓄が圧迫されるのではないかと不安です。今の家計で削るべきところはありますか? 妻の生命保険は実家が負担してくれています。ボーナスは、税金の支払いや繰り上げ返済に充てています。

保育料は「期間限定の必要経費」
2人目出産のタイミングを大切に

共働きで育児をしながらお忙しい日々と拝察しますが、無駄のないスリムな家計簿。食費や水・光熱費も、最低限の水準で抑えられています。特に、通信費は負担がかさみ、悩んでいる家庭が多いなか、とても上手に節約できています。引き続き、今の水準が保てるよう頑張ってくださいね。

支出には見直す項目がほとんどありませんが、雑費がやや高め。お子さまのオムツ代やミルク代なども含まれているのでしょうが、支出の内訳を細かく把握して、無駄がないかをチェックしてみましょう。

また、生命保険料はご実家の援助もあり安く抑えられているのですが、適切な保障になっているのか確認してください。小さなお子さまがいて、貯蓄もまだ十分とはいえない状況。死亡保障に不足があるようなら、コストの低い掛け捨ての保険で上乗せをするとよいでしょう。

家計に占める保育料の割合が大きく、負担が重くなっていますね。これは共働きを続けるための「期間限定の必要経費」と割り切りましょう。毎月の貯蓄もできていて黒字も出ているので、2人目を出産されても大丈夫です。出産後の貯蓄のペースが心配なようですが、子どもは授かりものという側面も。「金銭的な余裕ができてから…」と先送りをしていると、タイミングを逃してしまう可能性もあります。

上のお子さまが3歳になると保育料は安くなりますし、兄弟で利用する場合には減免を受けられる自治体も多いよう。あまり不安に感じなくてもいいのでは。

現在、ボーナスは積極的に繰り上げ返済に充てているとのこと。現時点でも、ご主人が50歳のときには住宅ローンを完済予定。いったん繰り上げ返済はお休みをして、貯蓄を優先してみてもよいでしょう。まとまった貯蓄ができることで、精神的なゆとりも生まれてくるはずです。

【回答者】
ファイナンシャルプランナー
八束 和音

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