ホーム > > 特集:おでかけ > 秋祭りを訪ねて

秋祭りを訪ねて

この時期、京都では各地でお祭りがめじろ押し。威勢のいいもの、華やかなもの、そのお祭りならではの雰囲気を味わいに出かけてみては。歴史の重みを感じ、「文化の秋」も満喫できそうです。

「湯立て神事」で、無病息災を願いましょう/例大祭 水度(みと)神社

獅子の大きな口でかまれると、賢くなるとの言い伝えがあるそう

例年、9月30日~10月2日に開催。
1日目の「神幸祭(しんこうさい)」と3日目の「還幸祭(かんこうさい)」では、雌雄の獅子が先導するみこし行列が「お旅所」(近鉄「寺田」駅近く)と神社の間を往復します。
2日目には、みこがササの葉で大釜の湯を周りにまく「湯立て神事」を「お旅所」で行い、無病息災を祈ります。
3日間、「お旅所」には夜店が並び、多くの人でにぎわいます。

  • 〈日時〉9月30日(水)~10月2日(金)。
    「神幸祭」は午後1時30分~、「湯立て神事」は午後9時~、「還幸祭」は午後1時30分~
  • 〈会場・問い合わせ〉
    水度神社(城陽市寺田水度坂89、JR「城陽」駅より徒歩約10分)=TEL:0774(53)9870

午後から「剣の舞」などあり。ぜんざいの接待も/吉祥院天満宮例祭 吉祥院天満宮

みこが笛や太鼓に合わせて行う神事「湯立神楽」

通称〝吉祥院の天神さん〟。親しみをこめてこう呼ばれる吉祥院天満宮の例祭は、氏子地域の五穀豊穣(ほうじょう)や安全を願い、まず神前にカキや餅、酒などを並べる「柿御供(かきのごく)」という神事からスタート。午後から、本殿にて「剣の舞」が奉納され、「湯立神楽」「大般若経転読」「火焚神事」と続きます。午後1時~3時ごろ、ぜんざいの接待も。

  • 〈日時〉10月11日(日)午前10時~。「剣の舞」は午後2時~、「火焚神事」は午後3時10分~
  • 〈会場・問い合わせ〉
    吉祥院天満宮(南区吉祥院政所町3、市バス「吉祥院天満宮前」停より徒歩3分)
    =TEL:075(691)5303

「御鳳輦(ごほうれん)」と花車が町内を巡行/秋季金比羅大祭 安井金比羅宮

きらびやかな「御鳳輦」がゆったりと進みます

「あらゆる悪い縁を切り、良縁を結ぶ」との御利益で信仰を集める「安井金比羅宮」。
「秋季金比羅大祭」は、同社の年中祭事のうち最も重要な祭りとあって、盛大に行われます。10月11日(日)の「神幸祭」では、祭神の御霊(みたま)を移した「御鳳輦」と呼ばれるみこしと、宝船を模した花車が氏子町内を巡行します。

  • 〈日時〉10月9日(金)~12日(祝・月)。
    例祭は10日(土)午前11時~、宵宮は10日午後7時ごろ~。神幸祭は11日(日)午前11時~
  • 〈会場・問い合わせ〉
    安井金比羅宮(東山区東大路通松原上ル、市バス「東山安井」停より徒歩約3分)
    =TEL:075(561)5127

今年初登場の「鷹狩り」の奉納にも注目を/船岡大祭 建勲(けんくん)神社

当日は「人間50年…」のフレーズで知られる仕舞「敦盛」の奉納もあり

建勲神社の祭神は織田信長。10月19日に信長が初めて入洛したことを記念し、毎年、この日に祭りが開催されてきました。
今年の「船岡大祭」で注目したいのが、初登場の「放鷹術(ほうようじゅつ)」の奉納です。「放鷹」とは、タカ狩りのこと。信長が好んだタカ狩りを「諏訪流放鷹術保存会」の鷹匠(たかしょう)が実演し、祭りに華を添えます。

  • 〈日時〉10月19日(月)午前11時~午後0時30分 ※午前11時より仕舞・舞楽の奉納
  • 〈会場・問い合わせ〉
    建勲神社(北区紫野北舟岡町49、市バス「建勲神社前」停より徒歩約3分)
    =TEL:075(451)0170

このページのトップへ