洋服の組み合わせがワンパターンという人も多いのでは? 1着を上手に着回せると、同じアイテムでも印象ががらりと変わるのも楽しいものです。そこで、ファッションに詳しい3人に、これからの季節に活躍するベーシックなアイテムを使ったコーディネートを3パターンずつ提案してもらいました。この機会にクロゼットの中の服を見直してみませんか。
※洋服、小物などは、本人と編集部私物
「明るめの色合いのベージュですが、合わせるカーディガンの色をグレーにすることで落ち着きのあるコーディネートになります」と前出さん。ロングカーディガンの縦長ラインが気になるときは、帽子を合わせて目線を上に
定番アイテム
ベージュのVネックニット
白に近い明るめのベージュ。中にシャツを着られるくらいの、ゆったりしたシルエットが使いやすいそう
教えてくれたのは
個人にあった服やメイクを提案する「パーソナルプロデュース」を行う前出幸乃さん。10月には中京区にサロンをオープン予定
ニットとパンツはいずれもゆったりめ。色もふんわり。このスタイルを引き締めるのが黒い小物です。「ベルトやアクセサリーを黒に。上下無地なので、ストールは柄物をセレクト」
Vネックから紺と赤のストライプシャツをのぞかせたトップスに、ロングスカートを合わせたフェミニンな装い。「一見愛らしいコーディネートも、パールのネックレスや赤の細いベルトを取り入れることで、大人かわいいムードに」
ベージュのVネックニットと、流行のロングカーディガンを取り入れたコーディネート(A)に身を包んだのは、パーソナルプロデュースを手掛ける前出幸乃さん。
「ロングカーディガンはパンツと合わせるものという印象がありますが、タイトならスカートでもOK。ひざ下くらいのミモレ丈は、ヒールのない靴ともバランスがとりやすい長さですよ」
Bは「ベージュと白は、さわやかな春のような組み合わせでも、黒を入れることで秋らしくなります」と前出さん。「ロングネックレスやパンプスで女性らしさをプラス。ヒールのない靴なら、縦ラインを意識できるようストールは巻かずに垂らしたほうがいいでしょう」
続いてC。柄物のシャツに、ニットを合わせたスカートスタイルです。
「シャツの柄は、ニットより濃い色を。引き締め効果があります。ニットとシャツの色の差が大きいので、やわらかい雰囲気のパールのネックレスをして目立たないようにします。シャツの丸襟に合わせてブーティーもつま先が丸いものを選びました」
服選びのコツ
持っている服の中でも、〝自分がよく着る服〟を知って、それに合うものを購入すると着回しの幅が広がりますよ。それから試着は必須。着たら2メートルぐらい鏡から離れて見てみると、体形に合っているかがよく分かります。