子どもの成長はあっという間。すぐに着られなくなる服、興味がどんどん変わっていくおもちゃをその都度そろえるのは大変ですね。一方、そんなアイテムを譲りたいという人も多いかもしれません。長岡京市のサークル「作家・講師のビジョンを繋ぐ場所〜ひだまりのわ〜」は、その点に着目! 〝欲しい人〟と〝あげたい人〟を結ぶ「お下がりマーケット」を開催しています。
「作家・講師のビジョンを繋ぐ場所〜ひだまりのわ〜」は、布ナプキンの作成・販売を手掛ける井上敦子さんが、自分と同じように個人で活動する作家や講師が集える場をとの思いで今春結成したサークル。取材時は、井上さんのほか、ベビーダンスインストラクターの辰巳ふみこさん、アルバムアドバイザーの大友佳奈さんが集まってくれました。
同サークルでは、これまでに月1回のペースでメンバーのスキルや人脈をいかしたイベントを企画。その一つが「お下がりマーケット」で、第1回は7月に行われました。
「お下がりマーケット」とは、家で眠っている子ども服やおもちゃを持ち寄り、欲しいものがある人は参加費を払えば何点でも持ち帰れるというもの。持ち込むだけ、持ち帰るだけでもOKというシステムです。
愛知県で活動している子育て支援サークル「はぐママ~heart good mama~」が行っていることを知っていた辰巳さんが、「京都でもやってみたい」と発案しました。
「私は子どもが3人いることもあって、お下がりをたくさんいただきます。時にはもらったけれど使わなかったというものも出てきますが、それを処分するのが忍びなくって」と辰巳さん。そういったものを有効活用できるエコなイベントということで、他のメンバーも共感したのだそう。
〝お下がり品〟をもらう人が参加費を払うのもポイントなのだとか。
「無料だと、お礼をするべきかしらなどと考えてしまう場合も。その点、このイベントだと気兼ねがありません。たくさんもらって帰っても、使わなくなったら、また次回に持ってきてくれればいいんです」(辰巳さん)
今後は3カ月に一度、衣替えの時期の開催を計画しているとのこと。
井上さんによると、前回のイベント時、服を持ち込んだ人が、「この洋服はうちの子のお気に入りで、何度も着ていて愛着があるんですよ」と服を探しに来た人に伝えると、即決でもらわれることも多かったのだとか。
顔が見える関係で、その物に関わるストーリーも含めて譲り、譲られる点もこのイベントの魅力に感じられました。
次回の「お下がりマーケット」は10月に開催(詳細は表参照)。「作家・講師のビジョンを繋ぐ場所〜ひだまりのわ〜」のブログ(http://ameblo.jp/hidamarinowa2015/)にも随時情報がアップされるのでチェックしてみては。サークルのメンバーやスタッフも募集中とのこと。
問い合わせは井上さん=TEL:080(3833)2266または
MAIL:hidamarinowa2015@gmail.com=へ。
※電話は応対できないことも多いので、できればメールで