今年の中秋の名月は、9月27日(日)。地元では、さまざまな月見の行事が開かれます。秋風が気持ちいいこの季節、夜空を見上げて過ごすのもいいですね。
神前にススキや月見団子を供える神事で始まる「観月祭」。ちょうちんの明かりが参道を照らし、参拝者を迎えてくれます。午後7時からの琴の演奏のほか、日本舞踊と尺八、雅楽の演奏が順次奉納されます。お茶席(有料・和菓子付き)も設けられるとのこと。月がきれいに見える場所を探しながら境内を散策してみては。
「名月祭」
古来より、月をめでる行事が催されてきたという賀茂別雷神社。「賀茂観月祭」では、午後5時30分から始まる祭典の後、午後6時からはミニコンサートがあるなど、さまざまな奉納行事が実施されます。「亀屋良長」の月見だんご無料接待(午後6時から整理券配布、先着300人)もあり。行事終了後には、奉納による「月の桂」にごり酒が全員に振るまわれます。
「賀茂観月祭」
賀茂御祖神社の糺(ただす)の森の神苑で、管絃の調べとともに名月を観賞しましょう。舞台では、十二単(ひとえ)姿で行われる平安貴族舞や舞楽を奉納。かがり火がゆれる中、雅楽器の音色が夜空に響いて、みやびな雰囲気に。お茶席(有料)も用意されるので、ゆっくり月見を楽しんで。参道では、神社周辺のお店が集う「かがり火市」が開催されます。
「名月管絃祭」
今年で23回目を迎える「名月鑑賞の夕べ」。通常午後5時で閉園する京都府立植物園ですが、このイベント開催のため午後6時から無料で再開園。複数のアーティストや団体が披露する歌声や演奏に耳を傾けながら月を見上げるのもいいですね。ファミリーにおすすめの「月の観察会」も同時開催。この機会に、望遠鏡で月のクレーターを観察してみませんか。
「名月鑑賞の夕べ」