暑い時期は、あっさりとしたものが食べやすいですね。さんさんと降り注ぐ太陽のもとで育った栄養たっぷりの夏野菜を使って、漬物づくりをしませんか。3人の料理家から、さわやかな味わいの6品を教えてもらいました。こんな野菜が漬物に!?という驚きもあるかも。
※レシピはいずれも作りやすい分量
「『プチトマトのハニーバルサミコ漬け』を作る際、トマトを冷凍すると皮がむきやすくなり、繊維が壊れるので味がよくしみこむようになります。水に漬ける時間が長いと、溶けすぎてしまうので注意を。トマトを漬けたマリネ液はニンジンのせん切りなどとも相性がよいので、サラダのドレッシングとして使いきりましょう。
『夏野菜の炒め煮ピクルス』は、オイルで炒めてから煮て保存するため、酸味が弱くて食べやすい一品です。ニンニクとともにコリアンダーシードを加えると、〝ギリシャ風ピクルス〟に。お肉料理の付け合わせや、ワインのお供にもぴったりです」
「『みょうがを使った水キムチ』には、植物性乳酸菌が豊富に含まれています。栄養たっぷりの漬け汁も残さず飲んでくださいね。米のとぎ汁の代わりに、水1000ccに米粉10gを混ぜたものを使ってもOKです。
『きゅうりのキムチ』は、作ってすぐに食べられる、即席の漬物です。次の日には食べきるほうがいいでしょう。本来、キムチはアミエビの塩辛などを入れますが、家庭で作りやすいよう魚醤(ぎょしょう)に置き換えたレシピです。魚醤が手に入らない場合は薄口しょうゆで代用を」