桜が咲き始める季節まであと少し。今年は「桜祭り」でお花見をしませんか? それぞれの場所の風情を感じながら、多彩なイベントを楽しみましょう。
718年の創建と伝わり、厳かな雰囲気に包まれている向日神社。この雰囲気が、「桜まつり」の期間中は一変! 舞楽殿(ぶがくでん)で楽器の演奏やダンスが披露されたり出店が並んだりと、境内は桜とイベントを楽しむ人でにぎわいます。
主役の桜は、境内だけではなく、舞楽殿や本殿へと続く参道の両側にも。美しい桜のトンネルを作って、訪れる人たちを出迎えてくれます。
繁華街の真ん中に咲く桜をめでられるのが「第29回高瀬川桜まつり」です。
会場の元・立誠小学校では桜が彩るグラウンドでアーティストのライブ(4日・5日)が開かれたり、河原町・木屋町周辺を宝恵駕籠(ほえかご)や女みこしが巡行(4日)したりと活気にあふれます。
高瀬川に舞い散る桜をゆっくり眺めながら、会場の元・立誠小学校へ行くのも楽しみ。買い物ついでに立ち寄ってみては。
両岸には約2000本の桜が。宇治川の桜並木を眺めながら、春を満喫できるのが「第39回宇治川さくらまつり」です。
中の島に「宇治川春の市」や「おまつり広場」が設けられ、地元品の販売やステージイベントが行われるほか、宇治市観光センター2階にはお茶席(500円)も登場します。花見舟に乗って桜を眺めるのもいいですね(一般600円、小学生300円)。
期間中は、明治時代に建てられ、国の重要文化財でもある京都府庁旧本館の中庭へ。「祇園のしだれ桜」や「容保桜(かたもりさくら)」といった7本の桜があり、「観桜祭(かんおうさい)」として、一般公開されます。
今年は「百花繚乱 旧本館で桜とお茶を満喫」がテーマ。茶会や宇治茶のPRイベントが開催されるほか、オペラや和楽(琴・尺八)などのステージも。