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イベントで感じる、町のヒストリー

さわやかな気候で足どりも軽くなるようなこの季節。地域では町の歴史を知ることができる、さまざまなイベントが行われます。当時の様子を想像しながら、楽しんでみませんか。

古代の生活って?新スポットで体験を/恵解山(いげのやま) 古墳開園イベント

広々とした園内には、古代をイメージさせる埴輪(はにわ)が並んでいます

いにしえの衣装に身を包んで、気分は古代人。刀や埴輪(はにわ)づくりの体験も。

イベントが開催されるのは、10月26日(日)にオープンする「恵解山古墳公園」です。恵解山古墳は古墳時代中期前半に造られた、乙訓地域最大の前方後円墳。平成23年から発掘調査や整備が進められてきましたが、いよいよ史跡公園としてお目見えします。

古墳について楽しみながら学べるクイズラリーに参加すると、恵解山古墳グッズがもらえます(先着600人)。シンプルなワンピースのような古代衣装を着て記念撮影するのもいいですね。

「ペーパークラフト刀づくり体験」では発掘された鉄刀をモデルに刀を、「粘土de埴輪づくり体験」はミニチュアの埴輪を作ります。そのほか、ステージでは古墳を愛する「古墳にコーフン協会」のメンバーとのじゃんけん大会が。勝者には景品もあるそうですよ。入場無料。

〈日時〉
10月26日(日)正午~午後3時 ※雨天中止
〈会場〉
恵解山古墳=長岡京市勝竜寺・長岡京市久貝2丁目。阪急「西山天王山」駅から徒歩14分
〈問い合わせ〉
長岡京市教育委員会生涯学習課=TEL:075(954)3557

かぐや姫が古墳に登場/竹の径・かぐやの夕べ

竹筒からもれる光が竹林の道を照らす「竹の径・かぐやの夕べ」。第6向陽小学校周辺から竹の径、さらに洛西竹林公園まで「竹行灯(あんどん)」が並べられます。乙訓地域の首長の墓であった寺戸大塚古墳に登場するのは〝かぐや姫〟。十二単(ひとえ)風の衣装をまとっています。「竹取物語」が書かれた平安時代に迷い込んだような感覚に浸れそう。演奏会や手作りキャンドルの展示もあり。暗くて足元が見えづらいので、必ず懐中電灯の持参を。

〈日時〉
10月18日(土)午後5時30分~8時30分
※荒天の場合は中止
〈会場〉
「竹の径」第6向陽小学校周辺および洛西竹林
公園。市バス「南福西町」停から徒歩5分
〈問い合わせ〉
向日市観光協会事務局
TEL:075(931)1111

人びとから親しまれる〝油の神様〟/大山崎町歴史資料館 第22回企画展「離宮八幡宮と中世の灯明油」

鎌倉時代、朝廷からエゴマの販売を認められた離宮八幡宮。〝油の神様〟として多くの人から信仰を集めてきたそう。その歴史と、住民との関わりにスポットを当てた企画展が開かれます。

11月1日(土)・30日(日)は講演会を開催(両日とも午後1時30分から。参加無料)。11月23日(祝・日)に実施される現地見学会は、さらに知識を深められるのでは(申込制。詳細は問い合わせを)。

〈期間〉
10月25日(土)~11月30日(日)午前9時30分~午後5時
※10月27日(月)、11月4日(火)・10日(月)・17日(月)・25日(火)は休館
〈会場〉
大山崎町歴史資料館=大山崎町字大山崎小字竜光3
阪急「大山崎」駅から徒歩2分、JR「山崎」駅から徒歩5分
〈入館料〉
300円、小中学生無料
〈問い合わせ〉
大山崎町歴史資料館=TEL:075(952)6288

遷都1230年記念の催しも/長岡京ガラシャ祭

毎年恒例となっている「長岡京ガラシャ祭」では、11月9日(日)に時代衣装をまとった人々の行列を見ることができます。メインは勝龍寺城にゆかりのある、細川ガラシャの輿入れ行列です。

そして、今年は長岡京遷都から1230年。これを記念した講演会や展示なども行われます。期間中は多彩なイベントがあるので、毎日出かけても楽しめそう。詳細は公式ホームページ(http://nagaokakyo-garasha.jp/)で確認を。

〈期間〉
11月1日(土)~9日(日)
※行列は9日(日)午後0時45分~ 雨天の場合は代替イベントを実施
〈会場〉
長岡京市内各所
〈問い合わせ〉
長岡京ガラシャ祭実行委員会事務局=TEL:075(959)1299

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