さまざまな地域で活躍しているマスコットキャラクター。身近な場所にもニューフェースがいることを知っていますか。これからどんどん人気が出そうな彼らの素顔とは?
「西京区に親しみを持ってもらうため、誰からも愛されるようなマスコットを作ることにしました」と話すのは西京区役所地域力推進室総務・防災担当の加藤努さんと阪田奈津子さん。1330点の応募作の中から、今年2月に「にしきょう・たけにょん」が選ばれました。通称は〝たけにょん”です。
モチーフは西京区の特産品である竹。同区は京都市内で最も子どもの割合が高いこともあり、成長する竹のイメージがデザインに込められているのだとか。そして、たけにょんが抱いているキャラクターはタケノコ。しっかり者の妹「のこたん」です。そのほか「なでがめちゃん」や「かきぽん」といったサブキャラクターも生まれているんですよ。
今後、地域の祭りやイベントにも出演し、西京区を盛り上げていくそうなので注目を。
嵐山商店街のマスコット「月橋渡(つきはしわたる)」。背負っているのは…橋! 嵐山といえばそう、渡月橋です。「年配の方だけではなく、若い世代にももっと嵐山に来てもらいたいという思いから生まれたマスコットです」と、同商店街理事の石川恵介さん。
デザイン案は京都嵯峨芸術大学の学生から募集。商店街で人気投票を実施し、同大学に通う伊東史佳さんがデザインした〝わたる君”に決定しました。「ターゲットにしているのは若者。かわいらしさが出過ぎていないところがポイントです」(伊東さん)
同商店街に行くと、ポスターや店員さんが付けている缶バッジで〝わたる君”に会えますよ。今秋にはイラストではなく、バージョンアップした姿で登場予定。どんないでたちかは見てのお楽しみです。
京都向日市激辛商店街のマスコットキャラクター「からっキー」の弟として、このたび「ゆるからっキー」がデビュー。同商店街事務長の磯野勝さんに話を聞きました。
「より幅広い層に向日市をアピールしたいと思い、子どもや激辛が苦手な人にも食べてもらえる〝ゆる辛”メニューを生み出しています。そのPR活動を担うのがゆるからっキーです」
頭が唐辛子なのはからっキーと同じですが、丸いフォルムや大きな瞳から〝ゆるさ”が伝わってくるよう。今後は土日を中心に、商店街に現れる予定です。「ゆるキャラグランプリで上位に入り、向日市の魅力を広く発信するのが目標です!」