6月も終盤、1年の折り返しに差しかかっていますね。この時季、「茅(ち)の輪」が境内に設置され、神事が行われる神社が数多くみられます。残り半年の無病息災を願って、地元の神社へ「茅の輪くぐり」に出かけませんか。
平安京遷都のころの創建とされる「方除の大社城南宮」。
こちらの「夏越の祓(なごしのはらえ)」は、古来の風習に従って「人形流し」も行われます。参列者全員で大祓(おおはらえ)のことばを唱え、順番に茅の輪をくぐり抜けた後、みそぎの小川に紙の人形を浮かべて流すのだとか。人形にけがれを移して流すことで、心身を清めるという意味があるのだそう。これからやってくる夏本番の暑さに負けず、今年も残り半分を無事に過ごせるようにと祈願してみて。
7月1日(火)〜7日(月)の午前9時から午後4時には「愛車の茅の輪くぐり」も実施。神職のおはらいを受けた後、直径約5メートルの茅の輪を車に乗ったままくぐり抜けます。
全国に3万ある稲荷神社の総本宮・伏見稲荷大社では、儀式の途中で紙片や麻片を紙で包んだ“切幣”が配られます。合図と同時に中味を体にかけることで、元日からの間、知らず知らずのうちに犯した罪やけがれを清められるといわれているのだとか。
神官が茅の輪をくぐった後に一般参拝者が続きます。何度も訪れている神社でも、行事に参加すると違った雰囲気を味わうことができそうですね。
①茅の輪の設置期間 ②神事 ③住所・アクセス ④問い合わせ先