「お店や電車の中などで見かける女性の座る姿で、ひざが開いている状態の人は多い」と気になる様子の柾木さん。パンツでもスカートでも、スタイルにかかわらず、ひざを開いて座るのは、控えたいものです。
また、背もたれにもたれかからず、浅く腰掛ければ、自然と「上半身の姿勢」が整います。
ゆかたのときは、「ひざをくっつけることはもちろん、裾から見える左右のつま先が広がらないように気を配る」ことが大切です。
お茶や食事のシーンで、マナーと合わせて覚えておきたいポイントがあります。もちろん、「上半身の姿勢」、右で紹介した「座る姿」はキープ。
たとえば、カップを持つ手の指がそろっていて、もう片方の手がそっと添えられていると、写真のように上品に。「一緒にいる人も、気持ちがいいのではないでしょうか」。加えて、着物のときは、たもとを軽く押さえて食器などに当たらないような配慮を。
「お店で食事をするときに私が心がけているのが〝完食〟です(笑)。料理の食べ残しやお酒の飲み残し、食器やお手ふきが散らかっているようなテーブルは、見苦しいですし、お店に対しても失礼。食べたあとも美しく、をモットーにしています」
こういった気持ちが込められているからこそ、動作の一つ一つに、美しさがにじみ出てくるのかもしれません。京美人の要素として、押さえておきたいですね。
1~2面の紙上レッスンを、
リビング読者に体験してもらいました。
今回の「京美人プロジェクト」の紙上レッスンの講師を務めてもらいました、柾木良子さんを囲んで「ティーパーティ―」を開催します。
1面でも紹介しましたが、柾木さんは、生まれも育ちも京都という、生粋の京女。その柾木さんに、「京美人」をテーマに話してもらいます(進行役/「リビング京都」編集長)。
柾木さんは、東京でモデルとして活躍していたこともあり、「外から見た京都」についてもユニークな話を聞かせてくれそう。
また、後半は、みんなで柾木さんを囲んでざっくばらんにおしゃべり! 今回の紙面を読んで、もっと聞きたいことがある人は質問もどうぞ。
京都の老舗コーヒー店のコーヒーとケーキを楽しみながら、みんなで楽しい時間を過ごしませんか?