海藻を日々の食卓に

料理人に教わる海藻レシピ

ワカメのみそ汁にヒジキの煮物など、海藻料理って定番のものが多いですね。 レパートリーを増やすためにも、料理人に海藻を使ったレシピを教えてもらいました。 食卓への登場回数が増えるかも!
※写真はいずれも1人分

モズクとジャガイモのビシソワーズ
【材料】4人分
  • 生モズク 大さじ2杯
    ※塩抜きした塩蔵モズク、水で戻した乾燥モズクでも可
  • タマネギ 大1個
  • ニンニク 1片
  • ジャガイモ(男爵) 大2個
  • 無塩バター 30g
  • ブイヨンキューブ 1個 ※コンソメでも可
  • 水 500cc
  • 牛乳 300~400cc
  • カイエンペッパー 少々 ※七味か一味でも可
  • 塩 少々
  • 万能ネギ 適量
  • エキストラ・バージン・オリーブオイル 適量
【作り方】
  • タマネギは縦に半分に切ってから薄切り、ニンニクはみじん切り、ジャガイモは3センチ程度の角切りにしておく
  • 深めの鍋に無塩バターと①のニンニクとタマネギを入れて、タマネギが焦げないよう、透き通るまで弱火で5分ほど炒める
  • ②にジャガイモと水、ブイヨンキューブを加えて中火にし、ジャガイモが軟らかくなるまで約15分煮る
  • 火を止め、ジャガイモを木べらなどでつぶし、鍋を氷水に当てて冷ます
  • ④に牛乳を加えて好みの濃さにし、塩とカイエンペッパーで味を調える
  • 生モズクを加えて混ぜる
  • 器に⑥を注ぎ、小口切りにした万能ネギを散らし、エキストラ・バージン・オリーブオイルを適量かける
ワカメとアンチョビのバタートースト
【材料】4人分
  • 塩蔵ワカメ 25g
    ※生のワカメ、水で戻した乾燥ワカメでも可
  • 無塩バター 100g
  • ニンニク 1片
  • アンチョビペースト 15g
    ※缶詰のアンチョビの場合は細かく刻んで使用
  • 水 200cc
  • 牛乳 100cc
  • カイエンペッパー 少々 ※七味か一味でも可
  • バゲット 4切れ ※食パンでも可
【作り方】
  • 無塩バターをボウルに入れて、常温で軟らかくしておく
  • 鍋に水と牛乳、ニンニクを入れて、約10分弱火にかける
  • ②からニンニクを取り出し、フォークなどでつぶす
  • 塩蔵ワカメはよく洗い、水(分量外)で戻してザルにあげておく。沸騰したお湯でワカメを20秒ほどゆで、氷水で冷やしてから軽く絞っておく
  • ④のワカメを粗く刻み、①のボウルにアンチョビペースト、③のニンニク、カイエンペッパーと一緒に入れてよく混ぜる
  • バゲットに⑤を適量乗せ、オーブントースターで、軽く焼き色がつく程度に焼く
教えてくれたのはフランス料理 野村松花堂 野村佳文さん
「ワカメバターは、パスタに絡めたり、白身魚のムニエルを焼くときにフライパンに入れたりと、いろいろな料理に使えます。ビシソワーズはミキサーにかけずに作りました。『食べるスープ』感覚で召し上がってください」
ヒジキのキンピラの白和え
【材料】4人分
  • 乾燥ヒジキ 6g
  • ニンジン 25g
  • レンコン 30g
  • 絹ごし豆腐 1/3丁
  • サラダ油 小さじ1
  • 【A】酒 大さじ1強
       砂糖 小さじ1、
       薄口しょうゆ 小さじ1
  • 【B】ゴマぺ―スト 大さじ1
       砂糖 大さじ1強
       薄口しょうゆ 小さじ1
【作り方】
  • 乾燥ヒジキをたっぷりの水(分量外)で戻し、沸騰したお湯でサッとゆでてザルにあげておく
  • ニンジンは拍子木切りに、レンコンはイチョウ切りにする
  • フライパンにサラダ油をひき、①と②を弱火で2分ほど炒める
  • ③にAを入れ、水分がなくなるまで炒めたら、ボウルに移し、冷ましておく
  • 鍋に湯を沸かし、絹ごし豆腐を入れ、沸騰した状態で5分ほど加熱する
  • ⑤を取り出し、上に1kg程度の重しを乗せて、約30分おく
  • ⑥とBをミキサーにかけて滑らかにする
  • ④に⑦を入れて混ぜ合わせる
アオサのかき揚げ
【材料】4人分
  • 乾燥アオサノリ 4g
  • 水煮大豆 80g
  • 薄力粉 大さじ4杯
  • 塩 適量
【作り方】
  • 乾燥アオサノリをボウルに入れて水(分量外)に浸し、すぐにザルにあげる
  • 水煮大豆を水で洗い、ザルにあげる
  • ボウルに①②と薄力粉を入れ、さっと混ぜる
  • ③を8等分し、170℃の油で3分ほど揚げる。箸で触ってカリッとすればOK
    ※木製のしゃもじなどを使って、平らに形作ってから油に入れるときれいに仕上がります
  • 好みで塩を振る
教えてくれたのは御料理 辰むら 川村吉辰さん
「ヒジキは油と相性が良いので、キンピラにしてから白あえに加えました。かき揚げのアオサノリは、水につけすぎるとふやけてしまい、油で揚げにくくなるので浸しすぎないで。水分があるので、てんぷら粉に水はいりません。大豆をトウモロコシにしてもおいしくいただけますよ」

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