町おこしや地域活性のために各地でさまざまな催しが開かれていますが、伏見で行われるのが「水彩スケッチコンクール」! 開催日の3月21日(祝・金)は、伏見が〝水彩画家〟でいっぱいになるかも!?
「伏見には、れんが造りの煙突がある酒造会社の建物や水門、豪川など絵になるスポットがいっぱいあります。コンクールを開くことで、地元の人はもちろん、全国から足を運んでもらう人を増やし、伏見を活性化させたいと思っています」
「水彩スケッチコンクール」の発案者・小西健次郎さんは、伏見在住歴約10年。伏見区が主催する住民参加型プロジェクトでそんな夢を語ったところ賛同する仲間が集まり、「アートの街伏見」を結成。退職後9年間で1000枚以上を描いてきた経験を生かした企画がスタートしました!
コンクールは、当日の受付場所となるギャラリー大手筋(大手筋商店街内)から徒歩約20分圏内で当日描いた絵を出品することがルール。テーマはもちろん「伏見の風景」です。
「例えば橋桁をクローズアップしたり、川の流れに着目したり、伏見の風景だと分かればいいんですよ」とアドバイスしてくれたのは、「アートの街伏見」の一員で、普段は油絵を描いている川北信一さん。伏見育ちで水彩画が趣味の山田まさよさんは、小西さん、川北さんと一緒に、スケッチができる場所の下見を重ねています。
誰でも参加OKというコンクールですが、日ごろ絵を描きなれていない人にとってスケッチは難しそう…。
「いやいや、絵の上手下手は関係ないですよ。見たままの風景を忠実に描くのではなく、構図を自由にアレンジできるのがおもしろいところ。子どもならではの自由な発想、大人の目線でとらえた情景など、どんな作品が見られるのか、私たちも楽しみにしています」
水彩画は、画家の関留新造さんなど3人が審査。入賞作品は伏見活動センターロビー(伏見区役所4階)で3月29日(土)~4月11日(金)に展示。グランプリの伏見区長賞に輝いた作品は、次回コンクールのポスターの図案に採用されるそう。
すてきなスケッチ場所を発見したり、親子で思い思いに絵筆を走らせるのも楽しそうですね。