昨年末、読者から「放課後の子どもたちの居場所づくりのきっかけになればと思いイベントを企画しました。子育て中のママ兼小学校教諭の意地ですてきなものになるよう頑張ります」というお知らせがありました。これは、詳しく話を聞かないと! 2月9日(日)開催のイベントに向けて準備中の読者に会いに行ってきましたよ。
イベントの名前は「まなあそび〜親子が遊ぶきっかけづくり〜」。2月9日(日)午前10時〜正午に、伏見区日野の惠福寺で開催されます。
企画したのは、小学校教諭で現在育児休暇を取得中という伏見区在住の大松有香さんです。きっかけは、昨年11月に醍醐いきいき市民活動センターで行われたイベントに参加したこと。このとき、「私も子どもたちが主役のイベントをやってみよう!」と強く思ったのだとか。
そこで、同センターと大松さんが所属しているNPO法人「京都子ども教育ネット」の協力も得ながら、準備をスタート。「ぜひ、実現してもらいたいから協力するよ」と言ってくれた人との出会いも原動力になったのだそう。
当日は、「読書」「英語」「百人一首」「話す力」をテーマにした4つの遊びを約30分間ずつ子どもたちに体験してもらいます。中でも、大松さんが力を入れているのが「話す力」をテーマにしたワークショップで、これは、漫才をまねることで話す力を養ってもらおうというもの。見本を見せた後、子どもたちに2人1組になってもらい、用意した簡単な漫才を発表してもらうスタイルです。「人前で話すために大切な、度胸をつけてもらいたい。もじもじしていては、笑いはとれない」と大松さんは話します。
ところで、大松さんはなぜこのようなイベントをやってみようと思い立ったのでしょう。
「小学校教諭として働く中で、子どもの放課後の居場所をつくりたいと考えるようになっていったんです。自分の子どもも通わせたいと思えるような。子どもは遊びの中でいろいろな力をつけて育っていくものなのに、ゲームに没頭しているせいか、遊び方を知らない子も多い。ゆくゆくは、遊びを通して、大人になっても役に立つ知恵を学べるような居場所を提供していきたいです」と大松さん。
今回のイベントは、大松さんが目標とするところの第一歩という位置づけなのだとか。イベント名「まなあそび」に、つけたサブタイトルは「親子が遊ぶきっかけづくり」。親にとっても、子どもと遊ぶときの参考になりそうですね。
日本の伝統文化や英語を使った遊びを体験します