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城陽で「ニチユOB山城会」が活動中です 第2の人生 個々の強みを生かして地元に貢献!

城陽で「ニチユOB山城会」が活動中です

今年4月、同じ会社を定年退職した男性数人が中心となり、「ニチユOB山城会」を立ち上げました。モットーは、「第2の人生を地域で元気に明るく過ごそう」。今、地元・城陽のイルミネーションイベントに出展する、タケを使った光のオブジェ制作に挑戦中です。

イルミネーションイベントに、タケのオブジェを出展

この日集まってくれた「ニチユOB山城会」のメンバー(後列左より、西山さん、小林さん、清水さん、中関さん、宮田さん、藤原さん。前列左より、岡田さん、白田さん)と、絵文字や飾りが施された完成間近のオブジェ「おしゃべり竹灯籠」

特殊自動車など産業機器を製造する会社に勤めていた男性たちが「社会経験を生かした地域貢献ができないか」と考え始めたのが約2年前。活動する中で新たに知り合った人も加わり、今年4月に会の名称を定めて正式に活動をスタートさせました。

まず最初に取り組んだのが拠点づくり。メンバーの1人が近鉄「富野荘」駅近くに所有している家の提供を申し出たことから、そこを活動の場とすることに。壁や床を張り替えるなど自分たちでリフォームを施したのだとか。

現在は、来月開かれるイルミネーションイベントに光のオブジェを展示するための準備に大忙しの皆さん。

「オブジェのモチーフは富士山。世界遺産に認定されたこともあり、分かりやすいテーマだと考えたんです」と話すのは、デザインを担当した白田律子さん。制作にあたって、材料となるタケの特性や扱い方を学ぶところから始めたということからも、メンバーの“本気度”が感じられます。

「オブジェに何か面白い仕掛けを」と考えたのは電気自動車の開発に取り組み、電気工学に精通している岡田実さんです。その知識を生かし、「いらっしゃいませ」「こんにちは」など50種類の言葉が自動で流れる人感センサーの設置に取り組んでいるそう。個々のアイデアや技術を持ち寄って、一つの作品を作り上げるって、なんだかすてきです!

周りの人に喜んでもらい、毎日を明るく元気に

メンバーの岡田実さんらが電動ノコギリを使って頑丈な3~4年もののタケをカット。タケの色を見て何年ものかを判断するそう

このように竹を切った後は、表面をガスバーナーであぶる作業が待っています

取材に出かけたのは、オブジェの周りに配置する竹灯籠の制作日。竹やぶからタケを切り出し、長さを決めて切り口を斜めにカット。さらに、裏面にLEDライトの電線を通す穴を開け、表面をガスバーナーであぶって布で拭けば竹灯籠の完成です。こういった作業も、みなさん手慣れたものですね。

「個々の経験や技術力を地元に貢献できるような活動を今後も計画していきます。周りの人に喜んでもらえることで、元気に明るく毎日を過ごせると思うんです」と岡田さん。

  同会が制作した光のオブジェは、12月1日(日)〜25日(水)に城陽市総合運動公園で開催される「光のページェント~TWINKLE JOYO 2013~」で展示される予定。メンバーの技術が結集した“輝くオブジェ”を見に出かけてみては。

問い合わせは、同会会長・西山輝司さん=TEL:0774(55)1201=へ。

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