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“美ブーツ”は、日々の手入れがあってこそ!

秋冬の装いに欠かせないブーツ。マストアイテムなだけに出番が多く、シーズンが終わるころにはクタッ…。そうならないためには、日々のこまめなケアが大切です。毎日の手入れや保管の方法について、靴のプロに教えてもらいました。

ブラシで汚れを取り、クリームで栄養を


(左上)「elegance卑弥呼」3万5700円
(右上)「FABIO RUSCONI」2万8350円
(右下)「EMMA GO」3万2550円

「日々の手入れで基本となるのは、ブラシを使ってホコリや砂、汚れを取ること。一般的な革素材のブーツなら柔らかい馬毛のもの、スエードのブーツに関しては、豚毛がおすすめです。汚れを取った後、毛を立たせるようにブラッシングを」と大丸京都店1階・婦人靴売り場のシューフィッター・大橋美喜子さん。

ブラッシングと同様に大切なのがクリームでのケアだとか。
「1週間から10日に一度、クリームを靴全体に塗ってください。クリームは革に栄養を与え、ひび割れや革が硬くなることを防ぎます。また、シワをできにくくする働きもあるんですよ」。ロングブーツの足首のあたりにシワができて、不格好に…なんてこともなくなりそうですね。

いずれの場合も、素材に合ったものの使用を。まず、かかとなど目立たない部分で試してから使うといいそうです。

湿気やニオイ対策には〝お休みデー〟

ブーツといえば、湿気やニオイが気になりますね。その対策として有効なのは、毎日履かないこと。

「ブーツは普通の靴よりも湿気が逃げにくいので、履くのは週に4、5日にとどめたほうがいいでしょう。また、履いた後は乾燥剤を入れ、ニオイ対策に専用の消臭スプレーをするといいですよ。靴専用の乾燥剤もありますが、お菓子の袋に一緒に入っているものでも代用できます」。形崩れしないよう、チャックやベルトを閉めておくことも忘れずに。

内側の汚れが気になるときには、絞ったぬれタオルで拭いてもOK。その場合も湿気を残さないように、硬く絞って拭くのがポイントです。

教えてくれた人:大丸京都店1階 婦人靴売り場 大橋さん

最後に、シーズン終わりの収納時に気を付けたいことも教えてもらいました。

「形崩れを防ぐため、紙を軽く丸めたものを足首まで詰めて保管を。箱に入れるなら、下駄箱の上の段など湿気の少ない場所にしまって。カビを防ぐためにも、1カ月~1カ月半に1度は箱を開けて空気の入れ替えをしましょう」(大橋さん)

ブーツキーパーも活用してみて

ロングブーツを玄関に置いておくときは、ブーツキーパーを利用するのもいいですね。ふくらはぎのような丸みのある形でブーツの型崩れを防ぐタイプ(A)や、中に消臭剤や除湿効果のある粒が入ったもの(B)など、さまざまな種類があります。

「中に綿が入っているタイプは、ブーツキーパーそのものも時々干して乾かしてください」(大橋さん)

ブーツキーパーは、ほとんどがロングブーツ対応。ハーフ丈のブーツには、新聞紙を丸めて、色移りしないようにキッチンペーパーで包んだものを詰めたり、購入時に入っていた厚紙を保存してブーツキーパーとして使うと良いそうです。

A「コロンブス」ブーツキーパー(ロングブーツ専用)2100円
B「mocoko」アロマブーツキーパー2100円

※商品はいずれも大丸京都店1階・婦人靴売場にて販売

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