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宇治の町並みが、“かざぐるま”と“うさぎ”でいっぱいに

宇治橋周辺が〝かざぐるま〟と〝うさぎ〟で埋め尽くされる!? 宇治神社をメイン会場にしたイベント「心美しき宇治」が、10月19日(土)~11月24日(日)に開催されます。期間中は、今まで見たことがない宇治の風景に出合えるかもしれませんよ。

思いやりの心の大切さを伝えるために

〝かざぐるま〟と〝うさぎ〟のオブジェがどのように設置されるかお楽しみに ※写真はイメージです

「〝かざぐるま〟が動く様子を見て、心の動きを感じてください」と「心美しき宇治」実行委員会の木宮成泰さん

「私たちは、つい、地位や名誉など、“見えるもの”に価値を見いだしがち。でも、本当に大切なものは、目には見えない、人への思いやりの気持ちだと思うんです」
そう話すのは、「心美しき宇治」実行委員会の一人・木宮成泰さんです。
「そんな道徳心を重んじることの重要性を、イベントを通して発信できないかと考えました。そのメイン企画が、“かざぐるま”と“うさぎ”をモチーフにした約5000個のオブジェの設置です」
これら2つのオブジェは、いずれも“目には見えないけれど大切なもの”を表している、と木宮さん。見えない風によって動く“かざぐるま”。そして、“うさぎ”はというと…。
「宇治と“うさぎ”はゆかりがあるんですよ。 『みかえりうさぎ』という伝説を聞いたことはありませんか。昔、道に迷われた神様を一匹のウサギが振り返りながら正しい道へ案内したといわれているんです。宇治はかつて“菟道(うじ)”と書かれ、今も菟道(とどう)という地名が残っています。正しい道という“目に見えない大切なもの”のシンボルとして“うさぎ”を用いました」

宇治神社には、2000のうさぎが!

オブジェは日本画家・片山晋さんが描いたうさぎのイラストをもとに作られます ※写真はイメージです

イベント期間中は、宇治橋通り商店街や平等院表参道などの店舗や民家の軒先に“かざぐるま”と“うさぎ”のオブジェがずらりと並び、今まで見たことがない風景を楽しむことができます。
メイン会場の宇治神社には約2000個の“うさぎ”が設置されるのも見どころだとか。
このほか、宇治神社の向かいには、喫茶スペース(ホットコーヒー200円など)がある「UJI MOTTO CAFE」が登場。訪れた人がそれぞれの思いを記帳できるコーナーもあり、記帳したメッセージはスペシャルサイトで紹介(承諾した人のみ)されるのだそう。
「 “かざぐるま”と“うさぎ”でいっぱいになった光景を見て、宇治の素晴らしさを実感してもらいたいですね。このイベントは、長期的なスパンで取り組んでいきたいと考えているので、毎年続けていきたいです」と木宮さん。この機会に、あらためて宇治の町を散策してみるのもいいですね。
問い合わせは、同実行委員会事務局
TEL:075(223)6555
http://kokoro-uji.com

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