いつもの料理も盛り付けるお皿を変えるだけで、違った雰囲気になるもの。そこで食卓も料理もよりおしゃれに見せてくれる、うるしの器を紹介します。手入れもそれほど難しくないので、日常使いに取り入れてみて。毎日の食事がもっと楽しくなりそうですね。
黒や赤のイメージが強いうるしですが、こんな柔らかな色合いのものもあるんです。つや消しのうるしが施されたこちらは、トーストを乗せるのにちょうどよいサイズの「パン皿」。お皿の表面のラインは、木工ろくろで木から皿を削り出したときについたものを、そのまま生かしています。直径約19cm「白パン皿」「青パン皿」各3990円
「洗朱(あらいしゅ)」という鮮やかなオレンジ色が目を引くこちら。木粉と樹脂を成形したものに、はけでうるしを厚く手塗りしています。みずみずしいサラダを盛り付ければ、オレンジとグリーンのコントラストが映えてスタイリッシュに。具だくさんのちらし寿司も似合いそう。直径約21.5cm「サラダボウル」4725円
浄法寺産のうるしを使用した「おかゆ椀」。一度塗ったうるしを拭きとる「拭き漆」という技法で作られていて、つややかで、器の木目が見えるのが特徴です。スープを飲むときにもいいですね。中(直径約14.5cm)5565円、小(直径約12.5cm)4305円、こども(直径約10cm)3465円
どっしりとしたフォルムが力強さを感じさせる椀。「根来(ねごろ)」(赤)と「曙」(黒)の2色があり、黒の上に赤を、赤の上に黒を、それぞれ重ね塗りしたあとで磨き、かすれた部分から下地の色を見せている技ありの品。シンプルな煮物や麺類、丼ものにと重宝しそうですね。直径約13.5cm。「合鹿(ごうろく)椀」各5250円
花のツボミを思わせるぷっくりとした形が愛らしいカップ。外側は上品な光沢のあるうるしを、内側には飲み物の色が美しく見えるようにと白いうるしが塗られています。熱が伝わりにくいため、熱いものを注いでも、持ちやすいのもポイント。直径約8cm。左から「姝(うるみ)」「洗朱」「溜(ため)」各5775円