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その多彩さが魅力 地元の秋祭りへ

まだまだ暑いけれど、もう9月。秋祭りのシーズンですね。遠くへ出かけなくても、多彩なお祭りを見られるのは京都ならでは。地元で行われるお祭りに、家族で出かけてみませんか。

国の重要有形民俗文化財指定の絵馬の展示も

三宅八幡宮 秋季大祭(三宅八幡放生会)

子どもの守り神をまつる三宅八幡宮の秋祭り「三宅八幡放生会」。毎年3日間にわたって行われるもので、たくさんの夜店が並び、大勢の参拝客でにぎわいます。「本祭」に出る子どもみこしも人気です。
同社が保有する、国の重要有形民俗文化財に指定されている「絵馬」の展示も見どころ。江戸・明治時代から子どもの虫封じ祈願や、十三参りなどの成人儀式に際して奉納されてきた大絵馬には、たくさんの子どもたちが描かれ、当時の暮らしがうかがえます。

秋季大祭(三宅八幡放生会)

子どもみこしは参加自由です!

  • 式典=9月14日(土)午後4時〜
  • 宝殿祭=15日(日)午前8時〜/子どもみこし巡行=午後3時(予定)
  • 後朝祭=16日(祝・月)午前8時〜 ※夜店は14・15日のみ
  • 左京区上高野三宅町(叡電「八幡前」駅下車、徒歩2分)
  • 問い合わせ/三宅八幡宮=TEL:075(781)5003

約5時間、行列が西陣を練り歩きます

晴明神社 晴明祭

平安時代の陰陽師であり天文学者でもある安倍晴明をまつる晴明神社。毎年秋分の日とその前日に「晴明祭」が行われます。
「宵宮祭」では古式ゆかしい「湯立神楽」の奉納が。「ちびっこお迎え堤灯行列」では、100人の子どもたちが迎えちょうちんを持ち行列します。
翌日には豊作祈願のための「例祭」が。午後の「神幸祭」では、少年鼓笛隊を先頭に、4基のみこしを含む約500人の列が約5時間にわたり西陣界わいを練り歩きます。

晴明神社 晴明祭

堀川通を進む長い行列も見逃さないで

  • 宵宮祭=9月22日(日)午後7時〜
  • 例祭=23日(祝・月)午前10時〜/神幸祭=午後1時〜
    ※巡幸区域は堀川通を中心に、智恵光院通、寺ノ内通、下長者町通の間の氏子町内
  • 上京区堀川通一条上ル806(市バス「一条戻橋・晴明神社前」停下車、徒歩2分)
  • 問い合わせ/晴明神社=TEL:075(441)6460

さまざまな時代の衣装に注目

安井金比羅宮 櫛まつり

古墳時代から現代までの時代風俗を再現した行列が見どころの「櫛(くし)まつり」。主催は「京都美容文化クラブ」です。
使い古したくしに感謝しようと、同クラブが安井金比羅宮に建立した「櫛塚」で供養を行ったのがはじまり。今回で53回目となります。
モデルたちの髪は、すべて地毛で結われています。全国的に見ても貴重な日本髪の結髪技術を持つ美容師たちによる“匠(たくみ)の技”に注目を。

安井金比羅宮 櫛まつり

50人弱のモデルはほぼ全員女性。「女の時代祭のようだ」ともいわれるそう

  • 9月23日(祝・月) 午後1時〜
    ※行列は、安井金比羅宮を午後2時15分ごろに出発し、東大路通や新橋通、白川南通、花見小路通をまわり安井金比羅宮に戻ります
  • 東山区東大路通松原上ル下弁天町70(市バス「東山安井」停下車、南へ徒歩1分、京阪「祇園四条」駅から徒歩10分)
  • 問い合わせ/櫛まつり実行委員会=TEL:075(561)2277

火縄銃の迫力に、思わず歓声があがりそう!

建勲(けんくん)神社 船岡大祭

「バンバーン!」という爆音、もうもうと上がる煙に、「おおー」と歓声を上げてしまいそう。珍しい火縄銃の実演が見られるのが、建勲神社の「船岡大祭」です。
織田信長を祭神とするこちらの神社。信長が初めて入洛した日を記念し、毎年10月19日にこの祭りを開催しています。
この火縄銃の実射が行われるのは、「人間50年…」で知られる仕舞「敦盛」と舞楽の奉納の後。毎回、たくさんの子どもたちが見に来るそうですよ。

建勲(けんくん)神社 船岡大祭り

このいでたちも本格的です

  • 10月19日(土)午前11時〜午後0時30分
  • 北区紫野北舟岡町49 (市バス「建勲神社前」停下車、徒歩3分)
  • 問い合わせ/建勲神社=TEL:075(451)0170

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