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月一回、紙芝居が行われている有隣公園へ

公園で響くカツン、カツンという拍子木の音と「紙芝居がはじまりますよー」の声。毎月第3木曜日午後4時から、柳馬場万寿寺南東角にある有隣公園で紙芝居が行われています。5月から始まったこのイベント。6月は雨で中止になりましたが、7月20日に行われた2回目をのぞいてきました。

「紙芝居やマジックを楽しむだけではなく、子どもたちと一緒に親が来たりして、交流が広がれば」と田中さん(右)。「すぐに交流が進むというわけではありませんから、この紙芝居も続けていくことが大切だと思います」と大田垣さん(左)

「夕方になると、この公園に子どもたちが集まって、遊んでいましてね。何か子どもたちを楽しませることはできないかと考えていたんです」と話すのは、有隣公園の近くの会社に勤める田中安男さん。

そこで思いついたのが紙芝居。さらに趣味であるマジックを組み合わせたら…と考えるように。そのアイデアに、有隣学区民生児童委員協議会会長の大田垣義夫さんが賛同。同委員会と有隣少年補導委員会が主催して、地域の行事として月に1回開催することになりました。 約15年のマジック歴を持つ田中さんですが、実は紙芝居をするのは初めてのこと。

「子どもたちの興味を引き付けられるようなお話を選んでいます。抑揚をつけてセリフを言う練習をしたりと、なかなか大変です。でもみんなが喜んでくれるからね」と笑います。

「どんなタネがあるの?」子どもたちをくぎ付けにするマジックも

遠くからも見えるように段ボールを4段重ねて、その上に地域の人が作ってくれた木枠を設置。紙芝居の内容は毎回変わります

午後4時、いよいよ紙芝居の始まり始まり。ひとつめのお話は「さめにのまれたゲンナさん」。田中さんが拍子木を鳴らしてリズムをとりながら物語を進行します。舟に乗っている人を食べてしまおうと、海にサメがあらわれるシーンでは、子どもも大人も暑さも忘れて、紙芝居に集中! 話に聞き入っていました。

通りかかった人も、足を止めて公園に入ってきて、徐々に見物する人が増加。紙芝居がひとつ終わるころには、子どもと大人、およそ40人が集まりました。

新聞紙を使ったマジックを披露中。「見せて!見せて!」。タネを見破ろうと、子どもたちは思わず前に集まってきました

続いてマジックのコーナー。田中さんが2本の棒を使った手品を見せた途端、子どもたちから「分かった!」「磁石でくっつくんちゃう?」「もう1回やって」といった声が飛び交い、みんなタネを見破ろうと一生懸命! ついには近くで見ようと、田中さんの周りを子どもたちが囲んでしまうほどの盛り上がりでした。

この日はもうひとつ「りゅうぐうのおよめさん」の紙芝居を行ってイベントはおしまい。終了後、子どもたちからは「友達と一緒に見られて楽しかった」「紙芝居は初めて」という声が。大人からは「昔はよく紙芝居を見たので懐かしかった。また来たい」と感想が聞かれました。

「この辺りにはマンションが多く、子育て世代もたくさん。そういった世代と高齢者が触れ合えるようにと思い、地域の“高齢者サロン”でも、この紙芝居についてPRしています。夢は、地域の歴史や文化を、オリジナル紙芝居を作って子どもたちに紹介すること」と大田垣さん。

大人も子どもも地域のみんなが楽しみながら輪を広げていける、そんな場になりそうですね。次回は8月15日(木)に開催予定です(雨天中止)。

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