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無料コンサート「伏見まちかど交流演奏会」が初開催
聴いて、演奏して、街にもっと音楽を!

ギター、バイオリン、ウクレレなど、さまざまな楽器を手にしたみなさんが集合! 先月、京都市伏見青少年活動センターで、第1回の「伏見まちかど交流演奏会」が開催されました。

クラシック、ポップス、童謡、民族音楽など、それぞれの個性あふれるステージに大きな拍手が! アカペラグループのステージ(写真下)には島袋さん、京都文教大学の民族音楽部「民音乃会」による演奏(写真上)には同部OBのハリーさんも参加しました

「伏見まちかど交流演奏会」に出演したみなさん。「伏見まちかど音楽隊」のメンバー・島袋さんは前列右端、ハリーさんは前列右から2人目

「伏見まちかど交流演奏会」は、京都市伏見青少年活動センターの「つながりcafe」事業の一環として、同センターのカフェスペースで開催。主催は、伏見区在住の音楽家・島袋貞則さんら5人の音楽仲間で結成した「伏見まちかど音楽隊」です。

出演者も観客も、「楽しむ」ことを大切に

取材に訪れた日は、音楽隊のメンバーのほか、メンバーの知人や応募してきた人など12組が出演。「ウクレレを習い始めてまだ2週間」という60代男性や、「寺院やホテルなどで演奏活動をしています」という大学生の二胡(にこ)奏者など、ジャンルも経験もさまざまです。

出演時間は1組10分間。緊張しながらも力いっぱい演奏する様子や心を込めて歌う姿に、観客席からは応援のかけ声や温かい拍手が。

「みなさん一生懸命で、とても楽しそう。こちらまで楽しくなってきますね」と観客の一人。「たまたまカフェに来たんですが、思いがけない演奏が聴けてぜいたくな気分になりました」と、居合わせた人も自然と演奏に引き込まれているよう。

「伏見には、街づくりに取り組む熱い人がいっぱいいるんです。その熱い思いに刺激され、僕は音楽を通して地元を盛り上げようとこの演奏会を発案しました。大切にしているのは、演奏者が間違えたとしても、それを楽しめるようなラフな雰囲気。気軽に “楽しむ”ことが、音楽や人をより身近にしてくれると思っています」(島袋さん)

人が集い、つながる音楽は“強力な接着剤”

ステージを終え、「緊張感もありましたが、それ以上に楽しくて。やみつきになりそう(笑)」「次回はもっといい演奏を」と、充実感いっぱいに話す出演者のみなさん。

会場では、互いに自己紹介をしたり、休憩時間に初対面の出演者同士がセッションする光景も見られました。

「音楽は、人を集め、つなげる強力な接着剤になってくれる。『音楽の力ってスゴイ!』と、あらためて感じてます」と島袋さん。

「ここでの演奏会を継続するほか、野外や伏見の観光地などにも活動の場を広げていくことが今後の目標。そして、街中に音楽があふれ、地元が好き、育った街が誇りと思ってもらえることが、僕の大きな夢なんです」

出演者は随時募集中。「ジャンル、年齢、レベルや経験は問いません。音楽が好きな人なら大歓迎!」とのことです。

次回の演奏会は9月1日(日)。同センターにて。午後1時30分〜。入場料・出演料は無料。

演奏会や出演に関する問い合わせは、島袋さん=TEL:090(8532)0568、MAIL:nori.chorus@i.softbank.jp=へ。

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