ホーム > > 特集:ひと > 宇治で「セカンドライフ夢を語る会」が発足

第2の人生!有意義に過ごすために
宇治で「セカンドライフ夢を語る会」が発足

男性だっておしゃべりがしたい!?そんな思いも実現できる第2のライフステージを迎えた人たちのグループ「セカンドライフ夢を語る会」が宇治で誕生したと聞き、記者がその活動の様子を取材してきました。

この日集まってくれた「セカンドライフ夢を語る会」のメンバー。前列中央が橋本道広さん

「定年退職をしてから、特にすることもなく、何かを始めたいけれど何をしていいのか分からない︱。そうやって何となく一日を過ごしているシニアが実は多いんです」と話してくれたのは、宇治で発足したグループ「セカンドライフ夢を語る会」の会長・橋本道広さんです。

昨年秋に受講した「地域で過ごすセカンドライフ講座」(宇治市主催)がきっかけで、「第2の人生をいきいきと過ごすために、個人の経験を生かしていける場所を地元でもつくりたい」と考えるようになったのだとか。講座終了後、「みんなで何か企画しませんか」と呼びかけたところ、一緒にグループを立ち上げようと橋本さんと受講生4人が集まりました。

1月ごろから、長岡京市で長年活動している「男の居場所の会」へ視察に行くなど準備期間を経て、4月からグループとして正式にスタート。毎月第1・3木曜を活動日として、事前に決めたテーマに基づく話を1人約3分間で発表していくスタイルです。

新しいネットワークを構築する場にも

1人ずつの発表が終わった後は、フリートークも

取材に訪れた日の会の出席者は男性10人、女性1人の計11人。メンバーのほとんどが男性だと聞き、「お話は尽きないものですか?」と尋ねた記者に「井戸端会議をしているイメージは女性が強いですが、実は男性もしゃべりたいんですよ。1人3分間だと足りないくらいです」と橋本さん。

司会・進行係と記録係は当番制とのことで、この日の司会係はメンバーの田和さんが担当。司会者の進行に従って、今回のテーマの「生活の中でおもしろかったこと」の話を1人ずつ発表していきます。
それぞれが、本で読んだことや雑学、趣味、自分自身の経験談などについてユーモアたっぷりに話す様子に、記者も時折思わず笑みがこぼれてしまいました。

最後に、出来上がったばかりという会則の確認と次回のテーマを決めてお開きとなりました。
終了後参加者に話を聞くと、「次はどんな話をしようかと、素材を探しながら毎日緊張感を持って生活するようになりました。自ら積極的に働きかけて、新しいネットワークを構築しています」とメンバーの大槻さん。「この会が社会復帰の場になれば。前向きに、一歩を踏み出していきたいですね」と深川さん。「新しいメンバーも大歓迎。男性ばかりでは話の中身も硬くなりがちなので女性にも参加してもらいたい」と小谷さん。

「今後は、ボランティアなどメンバーの興味のある分野で活動するような分科会なども派生していけたらと考えています。何歳になっても夢を持ち続け、実現に向けて動いていきたいですね」と橋本さんは話してくれました。

同じライフステージにいる者同士で語り合うことは、よい情報交換になりそう。周りにセカンドライフをどう送ろうかと悩んでいる人がいれば、こんな場があることを教えてあげてはいかがでしょうか。
次回は6月6日(木)開催予定。見学自由(申し込み不要、無料)。入会後は、月500円の会費制となります。
問い合わせは、橋本道広さん=TEL:0774(38)1238。

「セカンドライフ夢を語る会」

日時:毎月第1・3木曜日
場所:宇治市生涯学習センター(宇治市宇治琵琶45-14)

このページのトップへ