2月23日(土)~3月9日(土)、伏見区内の7商店街(伏見大手筋商店街、伏見風呂屋町商店街、納屋町商店街、油掛商店会、竜馬通り商店街、中書島柳町繁栄会、中書島繁栄会)を舞台に「『伏見+(プラス)Art』フェスティバル」が開かれます。アート作品を創作するのは京都造形芸術大学の学生たち。“商店街とアート”は、どんなコラボレーションになるのでしょう。撮影/成田直茂
「『伏見+(プラス)Art』フェスティバル」を主催するのは、伏見桃山・中書島7商店街の若手経営者で結成されたグループ「F7(セブン)プロジェクト」。今回、京都造形芸術大学とタッグを組んで、実施します。
「老若男女誰もがとっかかりやすいのがアートだと思った」。企画したきっかけを教えてくれたのは、「F7プロジェクト」のリーダー・浅野雄祐さん。
地域特性を生かしつつ地元の商業活性化につなげようと、7商店街が初めて共同で立ち上げたイベントです。
記者が訪れたのは、伏見大手筋商店街内のビル3階、「+Artルーム」と呼ばれる同フェスティバルの事務局で、空きテナントだった場所。フェステイバルでは、こういった空きテナントや空き店舗が活用されており、作品の展示やイベント、ワークショップ(全て入場無料、詳細は下記参照)を行うほか、制作のためのアトリエとしても使われています。
1.伏見+Artワーク
空き店舗などをアトリエにして作品を制作・展示(★1、2)/「伏見+Art工房」で制作したオブジェを営業中店舗に設置(★3〜6)/営業中店舗のシャッターと店内壁面に描く作品(★7、8)2.伏見+Artインスタレーション
「風流(ふりゅう)」をテーマに「伏見+Art工房」で制作したモニュメントをアーケードに設置(☆)3.伏見+Artイベント
銭湯の脱衣所で映画を上映。4.伏見+Artワークショップ
開催日:3月9日(土)までの火・水・土・日曜5.伏見+Artエキシビジョン
関本徹生「風流・見立て」展(○1)/フェスティバルのテーマは、「風流(ふりゅう)」。あまり聞きなれないこの言葉について尋ねると、「安土桃山時代、町衆の間で広まったという“アッ”と驚くような華やかで生き生きとした様子のことで、それは商店街の活気そのものだと考えています」とのこと。
伏見大手筋商店街と納屋町商店街のアーケードにはこのテーマのモニュメントも設置されるのだそう。
「このイベントを通して伏見の新しい一面を発見してもらいたい」と同プロジェクト・サブリーダーの北澤さん。
「来年は今回参加していない商店の人にも手を上げてもらえるような、継続してやっていけるイベントにしたいと思っています」と浅野さん。商店街をぶらりぶらりと歩きながら出合えるアートを楽しんではいかが。
イベントの詳細は「伏見+Artルーム」(フェスティバル事務局)=伏見区東大手町756
桃山SKビル3階(蕎麦「伏見さらしな」3階)、TEL:090(5656)3478(会期中毎日、正午~午後7時)、http://ameblo.jp/furyuu-art/ へ。