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子育てを楽しめる町を目指す「京パパ堂」が活動中
お父さんは、ジェットコースターにだってなれるんです!?

ふとしたことで手にした1枚のイベント案内のチラシ。そこには「パパが汗と笑顔でつくる世界一の遊園地『京パパらんど』」の文字が。続いて、「パパがアトラクションに変身!」とも書かれています。へ~、おもしろそう! さっそく「京パパらんど」を主催する「京パパ堂」に連絡を取り、その“遊園地”が開かれる会場を訪ねました。

これぞ、パパ流ジェットコースター。上がったり、下がったりするレールの上を子どもたちが滑走しています!?

パパたちが円になってメリーゴーラウンドに挑戦。パパと子どもの笑顔を見ていると、まるで愉快な音楽が聞こえてくるようですね

2月のある日曜日、「こどもみらい館」の1室に、続々と子ども連れのお父さんがやってきました。その数、16組。

最初は所在なげにしていたお父さんたちも、「京パパ堂」の鵜川真悟さんの進行のもと、隣り合ったパパと自己紹介やゲームをするうちに和やかな雰囲気に。

「今日は、いつも仕事で忙しいお父さんと子どもがたくさん遊ぼう!というのも目的にあるんですが、もう一つ。パパ同士の交流も狙いの一つです。お母さんたちは、放っておいても(笑)自然におしゃべりできますが、男同士はなかなかそうもいきません。この機会に子育てをするパパ同士がコミュニケーションを図ってほしいと思っています」と鵜川さん。

後半は、いよいよ遊園地の開園!
子どもを抱いたお父さんたちが大きな輪になって、子どもを高く上げたり、抱いたまましゃがんだりしながらぐるぐると回ります。これ、「観覧車」と「メリーゴーラウンド」なんですよ。
こういった体力勝負の遊びは男性ならではのようで、見学をしていたお母さんたちも「新しい遊びを教えてもらえてうれしい。家でもぜひやってほしいです」と話していました。

そして最後のメインイベントが「ジェットコースターコンテスト」。参加者が4チームに分かれて、オリジナルのジェットコースターに変身するというものです。子どもを抱いて左右に揺らしながら進んだり、縦一列になってまるでEXILE(エグザイル)のダンスのような動きを取り入れたり…。子どももパパのダイナミックな動きに大はしゃぎでした。

終了後、参加者に感想を聞いてみると-。「お父さん同士で話ができただけで満足」と小田将仁さん。佐々木達憲さんは「普段は子どもと2人で遊ぶことがないのでいい機会になりました」。
「ほかのお子さんを見て、うちの子ももう何年かしたらあのくらいになるんだなぁと成長が楽しみになりました」という声もありましたよ。

パパの力で町を、社会を変えていきたい

「京パパ堂」のメンバー(当日は1人欠席)。左から鵜川さん、佃さん、西根さん

グループに分かれて自己紹介タイム。「子どもの名前の由来」「わが子のここがかわいい!」などを順番に発表していきます

こうして「京パパ堂」初となる主催イベントを無事に終えたメンバーの皆さん。「来てくれたお父さんたちが楽しそうで良かった」と鵜川さんもホッとした様子。

「京パパ堂」は、この鵜川さんほか、佃肇さん、西根毅さん、林和宏さんが中心となって、昨年6月に設立されました。「パパが子育てを楽しめる町 京都に!」をスローガンに、今後もパパや子ども向けのイベントを企画・運営していこうと計画しています。

「パパと町をつなぐということから、今、考えているのが男性が勤める“会社”を巻き込むということ」と鵜川さん。「会社というのは、社会を動かす大きな役割を担っている場所です。例えば、会社で子育ての研修をすることで会社にいる人たちの意識を変えることができます。それによって、社会全体の意識も変わるんじゃないかと期待しているんです」
このほかにも、「京パパ堂」のイベントに参加するごとにもらえる「パパいいねポイント」を商店街で金券として使えるようにするなど、町の活性化にもかかわっていきたいと考えているそう。
「子育てとは直接関係がないように思える場所にも、パパのエッセンスをどんどん入れていきたいと思っています!」

今後の活動については、京パパ堂事務局までメール(kyopapado@yahoo.co.jp)で問い合わせを。活動の様子はフェイスブックでも見ることができます(「京パパ堂」で検索)。会員も随時募集中とのこと。

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