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かけいぼ診断 ファイナンシャルプランナーが家計簿をチェック、家計の色んな悩みにお答えします

質問

妻は退職して、2人目を妊娠中
家計の余裕なく生活が不安です

京都府 夫(会社員)29歳 妻(主婦)26歳 子ども3歳

妻は12月で退職。働いていた期間が短く、失業保険も適用されません。現在、2人目の妊娠が分かったところです。このままでは家計の余裕がなく、生活が不安です。また、義理の両親に生活費の援助もしていて、去年だけで20万円くらいの出費となっています。保険にも入ろうと検討していますが、どこを節約すればよいのでしょうか。

車、携帯電話、保険など
まずは支出の見直しから

夏には、2人目のお子さまが生まれる予定とのこと。一層にぎやかで楽しい家庭になりそうですね。一方で、生活費の上昇は頭を悩ますところ。相談内容を拝見すると、現在の家計には2つの問題点があります。

1つは、支出について。奥さまの収入(約6万円)が無くなったとたんに切迫しているようでは、出産に必要な費用や、今後予想できる教育費などの捻出も難しくなります。対処法としては、車関連費の見直しが第一です。車を保有すると、修繕費や保険、税金などの支払いも発生します。必要性や価値観など、踏み切れないものがあるかもしれませんが、家計を圧迫しすぎです。車を手放すか、コストをもっと抑えるようにしましょう。

次に、通信関連費の見直しを。携帯電話のプラン変更などで、1万円程度抑えることを目指してください。そして、保険も見直しが必要です。保障の目的の優先順位を考えると、保険料が高く貯蓄性の高い保険より、安い保険料でご主人の死亡保障をカバーするものに見直すべきです。このような対策で、まずは家計を黒字化し、生活費の半年分程度の貯蓄を当面の目標にしてください。

もう1つは義理のご両親との兼ね合いですね。家族間で助けあうことは大切なことですが、できることとできないことがあります。奥さまの立場からの発言は難しいでしょうから、ご主人に協力していただき、家計の現状を伝えてもらってはいかがでしょうか。ご両親の家計の問題は、ご両親の家庭の中で完結してもらうことで、今後の人間関係も良好なものにできると思いますよ。

もし、ご両親の収入が低いのであれば、相談者世帯の扶養家族にすることで、支出の軽減が可能になることもあるので、検討してみてください。安心して2人目のお子さまの出産を迎えられるよう、すぐに対策を実行に移しましょう。

【回答者】
ファイナンシャルプランナー
山副 耕一

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