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2月24日(日)「まちうたフェスティバル」開催 歌ってつながる地域と高齢者「パープルフレンズ」が熱唱します!

2月24日(日)「まちうたフェスティバル」開催
歌ってつながる地域と高齢者「パープルフレンズ」が熱唱します!

北区紫野学区では、一人暮らしの高齢者を中心にした集まり「パープルフレンズ」が、歌を作り、語らいながら、地元を盛り上げようと活動しています。2月24日(日)には同グループ初となる「まちうたフェスティバル」を開催。みなさんの“熱唱”が楽しみです!

高齢者なら誰でも参加できるパープルフレンズ。「歌うことで仲間意識も高まりました。予想以上の盛り上がりです」(林さん、後列右端)

地域への思いを込めたオリジナルソングも

♪いとしのふるさと紫野~

  コーラスの歌声が響く紫野自治会館。取材時は月2回ほどある集まりの日で、歌と踊りの練習を行っていました。

「これは、『ふるさと紫野』というコーラス曲です。地域の一人暮らしの高齢者のつぶやきや思いをひろって作った、オリジナルソングなんですよ」と紫野社会福祉協議会会長を務める林正則さん。パープルフレンズの一員でもあります。

「まちうたフェスティバル」でも披露されるこの歌、「大好きです」「地元の風景や思い出の場所がたくさん歌詞に登場して、自然と気持ちがこもります」とメンバーが愛する、パープルフレンズの代表曲です。練習の後は、お茶やお菓子を囲んでのおしゃべりタイム。練習と同じくらい盛り上がる、みなさんのくつろぎの時間です。

地元大学生もサポート

このパープルフレンズは、現在、92歳の男性をはじめ約35人の高齢者が参加。もともとは、東日本大震災の後、地域に暮らす一人暮らしの高齢者の防災意識向上とネットワークづくりをきっかけに結成されました。結成して約2年ながら、地元のイベントを中心に活躍し、知られた存在になりつつあります。

「堅苦しい防災講座を開いても、参加者は低迷。歌は、誰でも取り組みやすいですし、人と人をつなぐ力があると思い、このような活動をはじめました」と林さん。「でも、ここまで盛り上がるとは予想以上です」

その活動をサポートしているのが、佛教大学の学生グループ「むらさきっず」。コーラスの指揮やお茶会のおしゃべり、イベントにも一緒に取り組んでいます。

(右)佛教大学3回生の保元勝宜さんの指揮に合わせて、レッスン
(左)「まちうたフェスティバル」では披露されませんが、集まりの日は「紫野音頭」の練習も恒例。ステージに上がるときは、そろいの赤い法被に手作りしたスカーフを首に巻くのが定番だとか

地元ネタを題材にした曲「まちうた」で交流へ

メンバーが「まちうた」と呼ぶ、地元を題材にした曲ですでにCDデビューも果たしたパープルフレンズ。むらさきっずとともに、「地域ならではの歌を持つ団体が交流するイベントを」と企画したのが今回開催する「まちうたフェスティバル」です。上京児童館など4団体も登場します。

パープルフレンズの活動の感想を聞いてみると、「知り合いが増え、道端であいさつを交わす機会がずいぶん多くなりました」「毎日の生活に張りが出て、ここに暮らしていてよかったと思いますね」とのこと。歌が生み出す縁がしっかりとつながり出しているようです。

「まちうたフェスティバル」は2月24日(日)午後2時~3時30分に開催。入場無料。会場は佛教大学常照ホール(北区紫野北花ノ坊町96 市バス「千本北大路」停から徒歩3分)。

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