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チームに分かれて狙った場所に投げて!
宇治・城陽を中心に盛り上がる“ディスコン”って知っていますか?

“ディスコン”!? そんな名前のニュースポーツがリビング京都東南版を配布しているエリア周辺、特に城陽市内で盛り上がっていると聞き、取材をしてきました。果たして、その実態とは?


メンバーが見守る中、ディスクを投げるサークル代表の青山さん。一投に気合が入ります

簡単だけど奥が深い

京都府ディスコン協会会長で上級インストラクターの山本六右衛門さん(右)とディスコン専任講師の妻・美恵子さん(左)。インストラクターの養成など、夫婦でディスコンの普及活動を行っています

そもそも、このディスコンとは一体どういうスポーツなのでしょう。

宇治市木幡でサークルを立ち上げている京都府ディスコン協会会長の山本六右衛門さんによると、円盤状のディスクを1チーム6枚ずつ投げ、どちらが「ポイント」に近づいているかを競うというスポーツ。

「室内でも屋外でも、3畳程度のスペースがあれば簡単にできるのが特徴です」と山本さん。「高齢者で足が思うように動かないという人や子どもでも、年齢・性別に関係なく、同じように楽しめます。特に練習する必要もありません。ゲームが始まると歓声が上がり、すぐに皆で盛り上がれますよ」

使う道具は、CDを分厚くしたような形の直径12cm・重さは約70gのディスク。このディスクをコントロールするという意味から“ディスコン”という名前がついたそう。

一番最初に投げる小ぶりの黄色いディスクが「ポイント」と呼ばれ、的になるもの。ここにディスクを一番近づけたチームが勝ちです。上級者になると、ディスクを投げ当てて、ポイントを動かす“作戦”をとる人もいるとのこと。「ルールを知れば知るほど奥が深いんですよ」という山本さんの言葉にも納得です。

城陽には上位入賞常連チームが

この日集まってくれた今池ディスコンサークルのメンバー。吹上幸子さん(後列中央)が持っている黄色の円盤が「ポイント」と呼ばれるディスク

「出場する大会で常に上位入賞している強豪チームが城陽にあるんですよ」と山本さんから聞いた記者。それが今池と南部のコミュニティセンターで活動している2つのサークルです。

「やってみたらとにかく楽しくて好きになった」そう話してくれたのは、今池ディスコンサークルの代表・青山干城(たてき)さん。水曜日の午後7時~10時に月3回行う練習が楽しみでしかたないのだそう。

同サークルは、昨年6月に開かれた第5回全国大会で準優勝、10月の第4回京都府大会では優勝と準優勝を飾り、着実に実績を積み上げています。くしくも全国大会の決勝戦は前出の山本さん率いる宇治木幡チームと対戦。最後の一投で逆転されてしまったのだそう。誰でも簡単にできるスポーツであるが故に最後の一投までどうゲームがひっくり返るのか分からない。それも魅力なのだそうです。

「年をとってもできるスポーツを探していた」と話してくれたのは岩田弘美さん。昨年の全国大会準優勝チームのメンバーです。2年前にサークルに加入したとき、道具に費用がかからないのですぐに始めることができたのだとか。

今池ディスコンサークルと南部ディスコンサークルは定期的に交流試合を行い切磋琢磨(せっさたくま)しながら腕を磨いています。

両サークルでは、メンバーも募集しているので興味がある人は、“ディスコン”に挑戦してみませんか。初めてでもそれなり(!?)にうまくできるはずですよ!

問い合わせ先=紺谷義明さん(今池ディスコンサークル)、TEL:0774(53)2347

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