地元の魅力や特徴をアピールする個性豊かな“ご当地キャラ”。地元の盛り上げ役になる新しい町の仲間を紹介しましょう。
鮮やかなグリーンのコスチュームをまとい、キリッとした目元が勇ましい「ネギーマン」。頭にニョキッと伸びるのは、久御山町産の「九条ネギ」だそう。
ネギーマンの生みの親、同町商工会青年部の皆さんに話を聞きました。
「昨年の国民文化祭をきっかけに、青年部では九条ネギをより強力にアピールするため、キャラクターを作ることにしたんです」(椹木逸雄さん)
「ネーミングやデザインは、各自がアイデアを持ち寄って検討。イメージは、愛と勇気と優しさを持った“街のヒーロー”!」(進藤啓さん)
「空手が得意で、キレのある動きも特徴。アクション系のご当地キャラは、全国でも珍しいんですよ」(林佳孝さん)
ネギという意表をつくキャラクター設定はインパクト大。今春、地元のイベントでお披露目した時は、子どもたちに囲まれて大人気だったとか。
「久御山町の商業・工業・農業をはじめ、街全体の魅力を発信していくのがネギーマンの目標です」
伏見稲荷のご当地グルメといえば、いなり寿司。「三角形のいなり寿司は、キツネの耳を模しているんですよ」と話すのは、「伏見稲荷寿司ひろめ隊」の隊長、杉山大門さん。2010年に発足した同隊は、いなり寿司を通して地元をPRしようと取り組みを進めています。
「団結力を高めて、皆が愛着を感じるような町にしていきたい。『いなっきー』は、そんな思いから生まれたキャラクターです」
モチーフは、伏見稲荷大社の信仰の対象「白狐」。頭はいなり寿司の揚げをイメージした三角形で、優しい表情と大きな耳&しっぽがチャームポイントです。親しみやすいかわいい姿で、早くも人気者。地域の運動会などに行くと、みんな大歓迎してくれるのだそう。
「目指すのは、“行ってみたい”から“住みたい”と思ってもらえるような魅力的な町にすること。『いなっきー』という心強い仲間と一緒に頑張ります」
今年11月、城陽市立図書館にマスコットキャラクター「JOYO アイラブックちゃん」が誕生しました。
「市制40周年の記念行事として、7月から8月にかけてデザインを公募。227作品から、市内在住の60代女性の作品を選出しました」(館長・森口光治さん)
本をイメージしたキャラクターには、市の花「はなしょうぶ」の色が。豊かな表情からは、読書の楽しさが伝わってくるようですね。
今後は、図書館のグッズや広報誌などにも登場予定。図書館の利用をアピールしていくとのことですよ。