11月17日、深草商店街内の2階建て空き店舗を活用した深草暮らしの交流サロン「ふかふか家(や)」がオープンしました。直前のプレオープン期間にその様子を見てきましたよ。
深草商店街の一角に誕生した「ふかふか家」。向かいはスーパーマーケット、近くにパン屋さん、銀行もあり、商店街のど真ん中!という立地です。
入ってすぐ右側にあるのは、「無料休けい・交流コーナー」。セルフサービスのお茶も用意されていて、買い物の途中、“ちょっと立ち寄ってひと休み”ができそうです。
そしてその傍らには、地元住民のための検診や福祉に関するリーフレットが設置されています。また、65歳以上の人を対象に、スタッフが無料で相談を受け付ける「お困りごと相談」の実施も予定されているのだそう。
同じフロアには、「京都ふれあい工房」が運営するカフェがあり、ランチにも使えそう。取材に訪れた日もおいしそうなコーヒーの香りが漂っていましたよ。
1階の奥にある階段から2階へあがると、そこは、「京都子育てネットワーク」が運営する「ふかふか子育てコミュニティベース」。
「お母さん自身が自分らしさを見つけて、成長できるような場所を提供したい」(同ネットワーク理事長・藤本明美さん)とつくられた、子育て中の母親が子どもを遊ばせながら、ママたちと情報交換や交流、おしゃべりを楽しめるスペースです。ブロックやフェルト素材で手作りされた動物のパズルなどのおもちゃもたくさん! 床にはカーペットが敷かれているので、赤ちゃんでも思いっきり遊べそうです。
今後は、商店街の店舗とコラボレーションした、親子で参加できる講座も開催予定(一部有料)。その講座以外の時間帯は無料で開放され、1階カフェのランチメニューのオーダーもOKとのことです。
取材時、息子の悠佑くんと遊びに来ていた近所に住む岡本亜由子さんは、「家の近くにこのような場所ができてとてもうれしい。このスペースで人形劇やべビーサイン講座などの企画が実現したらいいですね」と話してくれました。
ところで「ふかふか家」という名前、温かみを感じるかわいらしいネーミングですね。これは一般公募の中から選ばれた名称で、“ふかふかの布団”に例え、“温かく癒やしてくれる家庭のにおいがする空間”にしていきたいという思いが込められているとのこと。
「本当にこのネーミングがぴったりだと思っています。子どもから大人まで幅広い世代の人に広く利用してもらえるような地域の施設として浸透させていきたい」と深草商店街振興組合代表理事・三井照雄さん。
子どもから高齢者まで、深草に集うさまざまな世代の住民が“つながる”新たなスポット、一度訪ねてみませんか。