西国28番札所で、“願いごとがかなう(成り相う)寺”として知られる、成相寺(なりあいじ)は、天橋立を見下ろす鼓ヶ岳の中腹にあります。秋になると、五重塔の周辺が見事に紅葉し、境内の少し離れたところから見ると、一枚の絵のよう。同寺へは、車でも行けますが、色づく山の中をケーブルカーや登山バスを乗りついで行くのも、一興。
※11月初旬から
問い合わせは、成相寺=TEL:0772(27)0018=へ。
山頂にあるパノラマ展望所「天空の回廊」へ登る道路が、7月に全面舗装されています。展望所から天橋立を見下ろす景色も見逃せません。
京丹後市の金刀比羅神社は、1811年に、峰山藩主・京極家が四国・讃岐の金毘羅権現の分霊を迎えて建立されました。紅葉の時期には、石段下をはじめ、山内にある百数十本のモミジが色をつけます。11月18日(日)から1週間程度、ライトアップも行われます。
※11月中旬から
問い合わせは、京丹後市観光協会=TEL:0772(62)6300=へ。
湯の花温泉から車で約10分、亀岡市内でも特に早く色づく紅葉の名所、神蔵寺(じんぞうじ)。790年伝教大師最澄が、建立したのが始まりとされています。山門をくぐると目に入るのが、樹齢400年ともいわれるイロハモミジ。境内を覆い隠すように鎮座し、赤や黄に色づき始めると、そこはまるで別世界。時がたつと今度は色とりどりの落ち葉が境内をうめつくします。
※11月中旬から
問い合わせは、神蔵寺=TEL:0771(23)5537 =へ。
11月15日(木)~25日(日)は、午後6時~9時に境内がライトアップされます。18日(日)午後2時30分〜、6時30分〜は、本堂でライブも行われます。
一休禅師が室町時代中ごろから、63〜88歳の約25年間をすごしたお寺、一休寺。境内にある方丈庭園は、江戸時代初期の代表的な庭として国の名勝に指定されています。
境内はコケにおおわれ、イロハモミジなどが色づくと、赤と緑のコントラストが美しく、凛(りん)とした光景が楽しめます。本堂、方丈、庫裏といずれも重要文化財に指定されています。
※11月中旬から
問い合わせは、一休寺=TEL:0774(62)0193=へ。