ホーム > > 特集:おでかけ > 疎水を天の川に見立てて、そぞろ歩きはいかが

8月4日(土)~12日(日)伏見・琵琶湖疏水沿いで七夕のライトアップを開催 疎水を天の川に見立てて、そぞろ歩きはいかが

8月4日(土)~12日(日)伏見・琵琶湖疏水沿いで七夕のライトアップを開催 疎水を天の川に見立てて、そぞろ歩きはいかが

最近、旧暦に合わせて8月に七夕の催しが行われることが増えましたね。京阪「藤森」駅周辺の深草・藤森エリアでも、8月4日(土)~12日(日)午後6時30分~9時30分に「2012『京の七夕』琵琶湖疏水遊歩道ライトアップ」を開催予定です。 

当日は、向かって右手の 柵沿いにササ飾りとあんどんが並びます

パネルの設置方法を相談中のメンバー。「準備は正直しんどいけど(笑)、やらずにはいられない」と金津さん(中央)

(上)短冊を元気いっぱいに見せてくれた園児たち。みんなの願いがかないますように!(左)「上手に泳げますように」「顔つけができますように」といった願い事が多いなぁと思って見ていたら、「今日もプールがあるねん」と教えてくれた子が。みんなプールの授業に夢中なようです

このイベントは、京阪「藤森」駅のすぐそばを流れる琵琶湖疏水沿いをあんどんとササで飾ろうというものです。企画したのは、藤森駅周辺の商店主たちによる「京・ふかくさ・藤森・桜並木を愛でる会」。地域の子どもたちも参加できる仕掛けを準備中と聞き、伏見区深草にある青風幼稚園を訪れました。

取材に訪れたときは、子どもたちが色とりどりの短冊に願い事を書いていたところ。書き出す前に迷っている子、「なんて書く?」と隣の子と相談しながら書く子、先生の説明が終わる前に完成させた子…。個性が出ますね。

園児たちが書いた短冊は、催しの期間中、疎水沿いに並ぶササに飾られます。同園のほか、地元の保育園や幼稚園に通う子どもたちの短冊も飾られるのだとか。

また、8月5日(日)には「宇宙」がテーマの子ども向け講演会も開かれます。その打ち合わせをしていると聞き、同会代表を務める金津(かなづ)佳光さんが営む飲食店へ向かいました。ここでは、大きなパネルを手に、メンバーがなにやら相談をしています。─それは何ですか?

「地元の企業が開発した発光パネルです。これを使って、講演会の日に案内板を出そうと思って」とメンバーの一人。「少しでも宇宙に興味を持つ子が出てきたらいいよね」という声も。イベントには、子どもたちの成長への願いが込められているようです。

しっとり、ロマンチックに

同会が疎水べりで催しをするのは今回が3度目。昨年と今年の4月には、桜並木のライトアップを行いました。

「1回目のライトアップの準備中に、東日本大震災が起こってね。一度は中止も考えましたが、『みんなが不安なときこそやろう』と実施しました。外に出るとお店の人と話したり、自然とコミュニケーションが生まれるでしょ? そういうことが人を元気にするんじゃないかなと思って」と金津さん。

華やかな桜のライトアップとは異なり、今回の魅力はあんどんの小さな明かりを楽しむ、しっとりした雰囲気だとか。

「疎水の流れを天の川に見立てて、思いをはせてみてくださいね」と金津さん。ロマンチックですね!

このページのトップへ