「焼きそばは、80食くらい用意したらいいのでは」「模擬店で使う器はどうする?」「子どもたちのためにお菓子の詰め合わせがあったほうがいいですね」「輪投げゲームの景品は?」
雨が降りしきる7月上旬、「岡崎いきいき市民センター」の一室で10人ほどが集まって相談しているのは、8月19日(日)午前11時~午後3時に行われる「第1回岡崎いきセン夏祭り」について。
この日は2回目となるミーティングが開かれ、模擬店の内容や会場の部屋割りなどが話し合われました。
市民活動や地域交流のサポートをしている同センター。趣味のサークルやボランティアグループが会議室を1時間100円で使用でき、卓球、太極拳、水彩画、油絵、英会話、ダンス、演劇の練習といった、多彩な活動の場となっています。
利用者は学生や主婦、高齢者などさまざまで、週に1回のサークルもあれば、月に1回だけというグループも。今回の夏祭りは、そんな利用者同士の交流を深め、地域の人たちにも活動を知ってもらおうと同センターが提案。日ごろセンターを利用している人たちの有志とともに実行委員会を組織し、イベントを企画しています。
「できるだけ利用者のみなさんの意見をたくさん吸い上げて、楽しい夏祭りにしたいと思っています」と言うのは、ミーティングの進行を担当していた同センターの曽和(そわ)泉さんです。
夏祭りを訪れたら、ぜひ注目してほしい、と曽和さんが話すのが各サークルのステージ実演や作品展示。実行委員のメンバーたちも普段の活動の成果を地域の人たちに披露しようと、現在練習や制作に取り組んでいるのだとか。
「利用者だけではなく来場者にも楽しんでもらいたいので、一緒に体験できるような初心者が参加できるイベントを盛り込むなどサークルごとに工夫する予定なんです」(曽和さん)
さらに、京都造形芸術大学の非常勤講師・芹田彰さんによる講演会「岡崎公園とわたし」(午前11時〜)やアニメ映画の上映会のほか、カレーライスやフランクフルトといった食べ物やヨーヨー釣りといったゲームの模擬店も。イベント盛りだくさんで、子どもから大人まで楽しめる夏祭りになりそう!
会場は、センター本館とその向かいにあるちびっ子広場、そしてすぐ近くにあるセンターの分室の3カ所。利用者たちがアイデアを出し合ってつくり上げる初めての夏祭り。センターを利用したことがない人も出かけてみませんか。
問い合わせは、岡崎いきいき市民活動センター=左京区岡崎最勝寺町2、TEL:075(761)4484。ホームページは、http://www.okazaki-iki-iki.org/。