食事も運動も大切な鍵 知ってるようで知らないスタミナの話

食事も運動も大切な鍵 知ってるようで知らないスタミナの話

スタミナ切れにならないためには?

「スタミナとは、持久力。持久力の有無を決めるものの一つが、全身持久力といって酸素をたくさん体内に取り込める心肺機能であるかないかということです」と柳田さん。つまり、酸素をたくさん取り込めない体だと、疲れやすくなるのだそうです。

というのも、体内に酸素が取り込まれることで脂肪や炭水化物が燃え、エネルギーに変わるから。「スタミナ切れは、体内の脂肪や炭水化物をエネルギーに変えられなくなったときに起こるんです」。そこで重要なのが、こまめな有酸素運動で酸素を多く取り込むことだそうです。

「1日10~15分歩く時間をつくるとか、駅ではエスカレーターよりも階段を使うとか、そんなことでいいんです」

そしてもう一つのカギは食事。

「脂肪と炭水化物は酸素で燃え、それぞれ脂肪酸、ブドウ糖といったエネルギー源に変えられます。ブドウ糖は体内に貯蔵されるとグリコーゲンと呼ばれますが、グリコーゲンは貯蔵できる量が少ないうえ、なくなると素早い動きができなくなり、脳の働きまで弱ってしまいます」

つまり、スタミナ不足にならないためには、グリコーゲン不足を防ぐことが重要。

「そのための方法は二つです。一つは、グリコーゲンの貯蔵場所になる筋肉を増やすこと。でも、もっと簡単なのは、米やパンといった炭水化物をきちんととることです。特に、血糖値が低下している朝にとることは大事です」

スタミナ補給を助けるレシピ
ウナギチャーハン
  • 材料
  • ウナギのかば焼き…1/2〜1匹分
  • 白ネギ…1/4本
  • 大葉…5枚
  • ご飯(炊きたて)…茶碗2〜3杯分
  • 卵…1個


  • <調味料> 酒…小さじ2 ウナギかば焼きのタレ…大さじ1 しょうゆ…小さじ1.5〜2 塩こしょう…少々 白ゴマ…適量 サラダ油…小さじ2

  • 作り方
  • 【下準備】
  • ウナギのかば焼きは幅1cmに切る
  • 白ネギは長さ4cm分を白髪ネギにし、残りは粗いみじん切りにする
  • 大葉はザク切りにする
  • ご飯に卵を混ぜ合わせる
  • フライパン(フッ素樹脂加工)にウナギのかば焼きを入れ、少し焼き色がつくまで焼き、いったん取り出す
  • ①のフライパンにサラダ油を入れて中火で熱し、卵と合わせたご飯を入れ、ほぐしながらパラパラになるまで炒め合わせる
  • ②にみじん切りにした白ネギを加えてサッと炒め合わせ、酒とウナギかば焼きのタレを加えてさらに炒め合わせる
  • ①のウナギを戻し入れ、最後に鍋肌からしょうゆを加えて全体になじませ、大葉、白ゴマを加えてサッと混ぜる。塩こしょうで味を調えて器に盛り、白髪ネギを散らす

マグロカツ
  • 材料
  • マグロ(刺し身用サク)…200~230g 塩…少々 粗びき黒こしょう…少々

    <衣>小麦粉…適量 溶き卵…1/2個分 パン粉(細)…1カップ 粉チーズ…大さじ2〜3 ドライパセリ…小さじ2 サラダ油…適量 バター…20g

    <付け合わせ>キャベツ(せん切り)…適量 プチトマト…4〜6個 レモン…1/4個

    <トッピング>タルタルマヨネーズ…適量 ウスターソース…適量

  • 作り方
  • 【下準備】
  • マグロは厚みを半分に切る <衣>のパン粉、粉チーズ、  ドライパセリは混ぜ合わせておく
  • まな板の上にマグロをのせてラップをかけ、めん棒などでマグロをたたいて厚さ5mmくらいに伸ばしてから、塩、粗びき黒こしょうを全体に振る
  • ①を〈衣〉の小麦粉、溶き卵、合わせパン粉の順につける
  • フライパンにサラダ油を1cmくらいの深さに入れ、バターも加えて火にかける。バターが溶け出してきたら②を入れ、スプーンで油をかけながら、両面カリッとなるまで色よく揚げ焼きする
  • 器に付け合わせの野菜と③を盛り合わせ、タルタルマヨネーズ、ウスターソースを添える


「料理レシピサイト『E・レシピ』」(http://erecipe.woman.excite.co.jp/)でレシピ考案やスタイリングなどを担当

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