前のページで紹介したように、ホタルを水辺に呼び戻す活動が増えています。そこで、特に保護されることが多いゲンジボタルについて龍谷大学理工学部環境ソリューション工学科教授の遊磨正秀さんに聞きました。遊磨さんは、ホタルの生態と環境の関係を調べていて、国の天然記念物にも指定されている清滝のホタル調査にも関わってきました。
■教えてくれた人
龍谷大学理工学部
環境ソリューション工学科教授
遊磨 正秀さん
ホームページ「遊磨の蔵」の「ぶらりホタルダス」にて、2011年までの京都・滋賀でのホタル観察記録を紹介
①生き物を見つける(ホタルだけでなく、すべての生き物が報告対象)
②日時・場所・名前をメモする
③はがき、FAX、メールのいずれかで、まちなかで見つけた生き物の情報(いつ・どこで・何を見つけたか)を報告
宛先は、京都市環境政策局環境企画部環境管理課昨年、制作された「京のいきものマップ」では、約3400件の報告がありました。→京のいきものマップはコチラ
※平成23年度の観測より。ホタルの発生状況は毎年変化します
●時間/ホタルの放流:午後8時~(予定)。午後1時~納涼市、午後5時~蛍火の茶会⃝●内容/午後8時ごろに約500匹のホタルが大カゴより御手洗川に放たれる。見学無料。散策自由。
なお、昼から参道に和菓子、つけもの店など20数店が出店する納涼市を開催。中門前で奉告祭斎行。橋殿・細殿に茶席が設けられ、ホタルとササの入ったカゴ、季節の草花のしつらえを観賞できる。神服殿では雅楽の演奏や王朝舞など。京都市左京区下鴨泉川町59(市バス「下鴨神社前」停、「糺ノ森前」停すぐ)、問い合わせ=TEL:075(781)0010
●時間/日没〜午後9時30分(入園は午後9時まで)⃝●内容/園内に飛行するホタルを観賞。園内「緑の館」では、展示会「宇治の蛍」やDVD「蛍&宇治市植物公園の花」の放映を実施。※6月9日(土)午後3時30分〜4時45分に宇治歴史資料館主任坪内淳仁さんの講演会「宇治の蛍」あり(植物公園研修室、当日先着36人)。いずれも入園料のみで参加可⃝●料金/蛍ナイター・夜間入園料金(午後4時以降)=大人(高校生以上)300円、小中学生150円。アクセス/宇治市広野町八軒屋谷25-1。路線バス「植物公園」停すぐ。期間中、土日の午後5時〜9時30分の間のみ、無料シャトルバス「ほたるバス・すいすい号」が宇治市役所駐車場と植物公園バス停間を15分ごとに運行。月曜休園。問い合わせ=TEL:0774(39)9387
○車や自転車のライト、懐中電灯は切る。ホタルがいそうな場所に、光をあてない
○カメラのフラッシュをたかない(携帯電話のカメラも同様)。ホタルは夜行性で、一瞬の光にも弱く、活動しなくなる
○住宅街では静かに
○川にゴミを捨てない。水が汚れるとホタルが育たない
○ホタルを捕獲しない