木の葉が色づき始め、京都の秋もクライマックス。そこで今回は、地元でオススメの紅葉スポットを紹介。あなただけのステキな風景を見つけにお出かけしませんか。※気候により葉が色付く時期は前後することがあります
紅葉のベストスポットがあちこちに
勝持寺(しょうじじ)
通称「花の寺」として親しまれている勝持寺。西行法師が愛(め)でたといわれる桜で有名ですが、紅葉の名所でもあるんですよ。
モミジは境内に約100本。釣り鐘堂のそばに密集するモミジがつくるトンネルや高遠閣の外側のガラス窓に映りこむ紅葉など、広い境内には美しいシーンが点在しています。書院では、お茶席も行われます(500円・日時は問い合わせを)。
プロカメラマンも魅せられる美しさ
宝積寺(ほうしゃくじ)
小高い天王山の中腹に立つ古刹(こさつ)・宝積寺。
本堂付近の石段には大ぶりのモミジの木があり、その燃え立つような美しさに魅せられて足しげく撮影に通うプロカメラマンもいるほど。
豊臣秀吉が山崎の戦いに勝ったことを記念して建立したといわれる三重塔(重要文化財)とモミジのりりしいツーショットや、弁才天堂を囲む池に反射する紅葉も見どころ。境内を通って山頂まで登ることもできます。
赤・黄・緑、錦おりなす古寺秘蔵の庭
厭離庵(えんりあん)
清涼寺から祇王寺へ向かう途中の、ほの暗い路地を進むと見えてくる厭離庵。毎年、紅葉時のみ公開されています。
庭園自体は小さいながらも、一面を覆うモミジの様子には、息をのむような風情が。紅葉終盤には地面のコケの上に折り重なる散りモミジも楽しめます。縁側に腰掛けながらゆっくり眺めると心が洗われそうです。
公開は12月7日(水)まで(期間外は予約制)。
境内をゆったり散策 ライトアップも
長岡天満宮
長岡天満宮の広い境内には、八条ヶ池や回遊式の水上橋、森などがあり、家族でゆったり散策を楽しむことができます。
中央の参道を包み込むようなキリシマツツジのトンネル、境内に群生するイロハモミジが見事。
錦景苑では、11月19日(土)~12月4日(日)日没~午後8時にライトアップが実施され、紅葉庭園が幻想的な表情をみせてくれます。
歴史漂う神社で 優雅にモミジ観賞
向日神社
1300年の歴史をもつ、向日市唯一の神社。アストロ通りから本殿までゆるやかな坂になっている200メートルほどの参道は、桜とモミジの木中心。美しいエントランスとなっています。
明治神宮のモデルとなったといわれるどっしりとした本殿の奥にある、鶏冠木(かえるで=カエデの古名)苑や敷地内にたたずむ勝山稲荷が宮司さんオススメの紅葉スポット。ピークは例年12月初旬まで。