日本人のソウルフードといもいえる「おむすび」。
今回、城陽で、ワークショップで集めたアイデアおむすびの人気投票をする「城陽オリジナルおむすびコンテスト」が開催されます。11月には2度目のワークショップが行われるので、あなたもアイデアを出してみませんか。
「食は元気づくりの源。より多くの人に、食に興味を持ってもらおうと考えたのです」とは、今回のイベントの講師である「うめかわ内科クリニック」(城陽市)の管理栄養士・切明友子さん。「おむすびを取り上げたのは、幅広い人に受け入れられ、アレンジがしやすく作りやすい、またメニューのバランスもとりやすいからです。でも内容を話し合ううちに“おむすび”っていい言葉やねえ、と気付いて」
会場である城陽市男女参画支援センター「ぱれっとJOYO」の水谷友香子さんは、「おむすびは“お結び”でしょう。地域のみなさんと地域のクリニック、われわれスタッフなど、世代・性別を問わず人と人、人と地域をつなぐ要になるのではと、切明さんと盛り上がったのです」と話します。
「調べてみると、おむすびは地方によっていろんな具や形があるものだそう。『城陽』をキーワードに、名物となるようなおむすびをみんなでわいわいと考案できると楽しいのでは、となりました」(水谷さん)
そこで、計2回のウォークフィットネス付きワークショップ「おむすびコロコロ 食楽ダイエット」を共催で実施。第1回が10月7日に行われました。
当日は“城陽の名物って何だろう?”というところから開始。参加者と話し合う中で、サツマイモやイチジクなどの食べ物はもちろん、名所やハスの花、パープルサンガ、ゆるキャラ“イルミンちゃん”なども挙がりました。
それらをモチーフに、各自がオリジナルのおむすびをスケッチ。10数点のアイデアおむすびが集まりました。ユニークなものでは、樹幹にできているコブが老女の顔に似ていることで地元では有名な木にヒントを得て、その顔を再現したおむすびや、コミュニティーバス「さんさんバス」をかたどるアイデアも。和気あいあいとしたその場の様子が伝わってくるような、カラフルなスケッチです。
ワークショップでは切明さん考案の、トマトジュースで炊いた米を使った栄養アドバイスも。「各自好きな形に結んで、ラップの上からデコレーションしてもらいましたが、同じ材料を使っても全然違う出来になったんです」(切明さん)
「おむすびって地域だけではなく、家庭、個人によってもさまざま。そういう違いを楽しみ、個々の発想を生かそうとする気持ちも生まれやすいものだと思いました」とは水谷さん。
11月18日(金)午前10時~正午には、第2回ワークショップを開催。材料費300円要。希望者は申し込みを。定員20人に達し次第締め切り。子連れでの参加もOK。
2回のワークショップで誕生したおむすびのアイデアは、11月28日(月)~12月28日(水)に「ぱれっとJOYO」と「うめかわ内科クリニック」で人気投票を実施。ベスト5に選ばれたものは、来年2月19日(日)に行われる同センターのイベント「さんさんフェスタ」での販売が予定されています。
ワークショップの申し込みや問い合わせは、
●ぱれっとJOYO TEL:0774(54)7545