三重県名張市の観光名所といえば、大小さまざまな滝が渓谷美を織り成す赤目四十八滝。実は、この森は戦国時代に活躍した伊賀忍者の修行の地なのです。昨夏、同地に誕生した「忍者の森」では、忍びの衣装を身にまとい修行を積む「体験型忍者修行アトラクション」を行っています。
一度はあこがれる忍者姿。衣装を身に付けられただけでウレシイのですが、目的は修行なり。案内役は、修行(研修)を積んだ忍者&くの一たち。たぬきのように木に登るたぬき隠れ術、壁をつたう登り術、締めくくりの手裏剣と水ぐも修行など20種類以上ある修行の中から数種類を無事終えれば、免許皆伝! 秘伝の書がさずけられます。この1年で2000人以上が修行し、中には4歳の子も一人前の伊賀忍者として免許皆伝されたそうですよ。
三重県名張市赤目町長坂861―1
TEL:0595(63)3004
(赤目四十八滝渓谷保勝会)
http://www.akame48taki.jp/ninja/
【受け付け】
午前8時30分~午後5時 ※11月30日(水)までの入山時間
【忍者修行】
所用約1時間30分、高校生以上1700円、小中学生1500円、小学生未満1350円(いずれも忍者衣装付き、赤目四十八滝の入山料込み)。スタート時間=午前10時~/午後1時~。申し込みは、スタートの1時間前までに電話で。4歳ぐらいから参加可(7歳未満は保護者同伴)
【交通】
名阪国道針ICから国道165号を経由し赤目四十八滝へ
・ 近鉄大阪線「赤目口」駅から三重交通バス、「赤目滝」停で下車して徒歩10分
★「日本サンショウウオセンター」で受け付け
“丹波竜”と聞いてピンときたあなたは、かなりの恐竜好きですね。平成18年、兵庫県丹波市の渓谷で発見された中生代白亜紀前期(約1億1000万年前)のティタノサウルス形類の肋骨の化石。この骨格化石に付けられた愛称が“丹波竜”です。現在も発掘作業は続行中!
同市の「丹波竜化石工房ちーたんの館」では、発掘された化石のクリーニング作業が見学できたり、化石レプリカを壁面の実寸大骨格図に貼り付けたウォールマウントを見たりすることができます。また、同所から車で約15分の場所にある発掘現場のそばでは、「化石発掘体験道場」を開催。発掘で掘り出された石、すなわち丹波竜が発見された白亜紀前期の地層の石を使って、化石探しができます。子どもよりも夢中になって石を割る大人も多いそうですよ。
◆丹波竜化石工房「ちーたんの館」
兵庫県丹波市山南町谷川1110
TEL:0795(77)1887
http://www.tambaryu.com/studio.html
【開館時間】
午前10時~午後5時 ※11月30日(水)まで。月休
【入館料】
大人200円、小中学生100円
【交通】
舞鶴若狭自動車道丹南・篠山口ICから国道176号経由、丹波市役所山南支所へ
【料金】
1人300円、付き添い無料。ハンマー・手袋・保護めがねは無料で貸し出し。予約不要(月~金の希望者は要予約)
【時間】
土・日・祝の午前10時~午後3時(時間制限なし)
【交通】
ちーたんの館から国道176号方面へ約15分
JR福知山線「下滝」駅から無料レンタサイクルで約10分
鉄道好きファミリーの間で話題なのが「リニア・鉄道館」。今春オープンしたばかりにもかかわらず、すでに来場者が60万人を突破しました。同館では、在来線から東海道新幹線までを中心に次世代の超電導リニアなど全39両の車両を展示。「高速鉄道技術の進歩」が詳細に紹介されています。
たくさんある見どころのうち、一番人気は、迫力満点の実物車両。V字型にずらりと展示された車両はすべて、かつて実際に走っていたものです。収蔵車両エリアと、機関車などの一部を除き、車両内に入って見学することもできます。また食い入るように見つめる人が多いのが「鉄道ジオラマ」で、東京=名古屋=大阪を模した町並みと走る車両の数々は、感嘆モノ! 運転シミュレータや在来線車両シミュレータも人気。抽選のため、体験できた人はラッキーですよ。
愛知県名古屋市港区金城ふ頭3丁目2番2
TEL:050(3772)3910(JR東海)
http://museum.jr-central.co.jp/
【開館】
午前10時~午後5時30分(最終入館は閉館の30分前まで)。火曜(火曜が祝日の場合は翌日)と12月28日〜1月1日休
【入館料】
大人1000円、小中高生500円、3歳以上の未就学児200円
【交通】
伊勢湾岸自動車道名港中央ICすぐ(隣接のモノづくり文化交流エリア駐車場を利用)
JR「名古屋」駅からあおなみ線に乗り換え、「金城ふ頭」駅下車徒歩約2分