ホーム > > 特集:おでかけ > 「震災を乗り越え、吹奏楽を続けてほしい」

宇治で、被災地に楽器を贈るためのチャリティーコンサート開催
「震災を乗り越え、吹奏楽を続けてほしい」

「音楽の楽しさを知っている自分たちだからこそできる復興支援を」―。その思いをひとつに、20代の人たちが中心になって企画したのが、東日本大震災の被災地に楽器を贈るためのチャリティーコンサート「プレイ」。8月21日(日)に宇治で開催されます。

アマチュア吹奏楽団とプロの演奏家が共演

結成3年目。名だたるプロとの共演に、実はかなり緊張モードのよう。「でも、せっかくの機会なので良い経験にしたいです」

「震災後、ボランティアに行きたいけれど、仕事があって動くに動けない。でも、何かしなければという思いがずっとありました」と話す坪井陽季来(あきら)さん。生まれも育ちも宇治の坪井さんは、音響やイベント運営の仕事を持ちながら、青少年の育成活動にもたずさわってきました。

仕事での経験を生かし、「地元で復興支援につながるコンサートをしたい」と、考えたのだそうです。




「この支援で、また吹奏楽ができるようになる子もいるはず。それを励みにがんばります」と坪井さん

そんな折、学生時代の友人である佐藤英雄さんから相談が。アマチュア吹奏楽団「Wind Ensemble 響輝(ひびき)」で副代表を務める佐藤さんの相談は、「復興支援のために、楽団が演奏できる場所はないだろうか」というもの。コンサートの出演者を求めていた坪井さんと、出演する場所を探していた佐藤さんの思いが、時を同じくしてつながったというわけです。

さらに、知人を介して出演を依頼した宇治出身のピアニスト・法貴彩子さんも快諾。ピアニスト・橋本幸代さんや、法貴さんと一緒に被災地でチャリティーコンサートを行なったトランペッター・林辰則さんもボランティアで参加することに。出演者は一気に華やかさを増しました。

全日本吹奏楽連盟へ全収益を寄託

被災地で人気の高い合唱曲「あすという日が」の吹奏楽バージョンも初披露。響輝のメンバーは約30人いて、仕事などの合間を縫って週1回集まり、練習を重ねています

ちょうど、被災地の高校で吹奏楽部の楽器がぬれて使いものにならなくなってしまった話を聞いた坪井さん。「音楽の楽しさを知っている僕たちにできることはこれだ!と思いました」

佐藤さんはじめ響輝のメンバーも、中学や高校で吹奏楽と出合い、演奏する楽しさや仲間の大切さが身をもって分かるだけに、吹奏楽の道を絶たれた子どもたちへの思いはひとしお。坪井さんの思いに共感したのだそう。

調べていくと、社団法人全日本吹奏楽連盟が義援金の窓口を開設し、被災した団体の楽器・楽譜などの購入といった支援活動に充てるために東北吹奏楽連盟へ義援金を寄託していることが判明。そこで今回の入場料と会場内での募金は、全額を全日本吹奏楽連盟へ寄託することにしました。

加えて、コンサートの様子は被災地でも見られるようにと、インターネットでライブ中継されます。「被災地を盛り上げるために、楽しくがんばっている姿を見てもらい、それが少しでも被災者の力になれば」という坪井さんと佐藤さん。そして今回限りで終わらずに、長いスパンで支援を続けていきたいと話す姿に、頼もしさを感じずにはいられませんでした。

8月21日(日)午後1時30分~4時。会場は宇治市生涯学習センター(京阪宇治交通バス「琵琶台口」停すぐ、JR「宇治」駅から徒歩約15分、京阪「宇治」駅から徒歩約25分)。入場料500円。会場内に募金箱も設置。

ライブ映像配信アドレス=http://playpray.halfmoon.jp/live/
申し込み不要。問い合わせは、代表・坪井さん=playpray2011@gmail.com

このページのトップへ