支出を正確に把握して節約を
貯蓄は生活費の半年分を目標に
買い替え予定の車購入費用のための貯蓄や学資の積み立てなど、将来予想される支出に向けて計画的な備えができています。食費やご夫婦のお小遣いも抑えられており、日々の努力が伝わってきます。
家計簿の中で気になるのは支出金額が大まかである点。全ての項目が5000円・万円単位となっています。予算を立てる上ではこのような数字でも問題はないのですが、実際の支出はこんなに切りのいい形ではないはず。正確に毎月の支出を把握することによって、家計の無駄はないか、節約できるところはないか、というヒントを得やすくなります。今後は細かな把握を心がけてくださいね。
支出の中では水光熱費が高めです。季節による変動もあるかもしれませんが、こまめな節電・節水を心がけるなどして、極力負担を抑えるようにしてください。また雑費や、子供用品の負担も大きくなっています。これらの支出は毎月増減があると考えられるため、二つの支出のトータルから2割のカットを目指すとよいでしょう。
貯蓄が思うようにできず不安を感じておられるとのこと。現在の貯蓄額は生活費の2カ月分となっており、いざという備えとしては不足気味。少なくとも生活費の半年分に当たるお金は手元にキープしておきたいもの。教育費や車のための蓄えを除いて、まずは毎月の家計から1万円、ボーナスの3分の1に当たる金額を貯蓄することを目標に頑張ってみましょう。
返済中の住宅ローンの変動金利が今後どうなるかの判断は難しいものがありますが、現在の経済状況を考えると急激に金利が上昇する可能性は低いといえそう。この先、共働きになって家計に余裕が生まれたら、積極的に繰り上げ返済をするなどして借金を減らすことを心がけ、金利上昇の影響を受けなくてすむ形にしていきましょう。