古来より、子どもの成長の節目にはいろいろな儀式が行われてきました。それらの意味を「京都クイズ」の執筆者・小嶋一郎さんとおさらい。
さらに出産、入園・入学、成人式の記念に読者はどんな物を贈っている?といった話題にも触れてみました。
旧暦の3月13日、現在では4月13日に、数え年で13歳になった子どもが虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)をまつったお寺にお参りし、知恵を授けてもらう「十三まいり」。
「十三まいりに行くお寺として、京都市では、特に嵐山の法輪寺が有名ですが、このほか虚空蔵菩薩をまつっているお寺には、東寺や神護寺がありますよ」と小嶋さん。
法輪寺の十三まいりでは、帰り道、渡月橋を渡り終えるまでは、後ろを振り返ってはいけないといわれていますね。
「橋の上で振り返ると、虚空蔵菩薩から授かった知恵を返してしまうことになるから、ということですが、大人への第一歩として“言いつけをきちんと守ろう”という意味も込められているのではないでしょうか」
このお参りは、大空の力を象徴する虚空蔵菩薩に子どもの健やかな成長を祈るものですが、京都では、大地の力を象徴する仏様に祈るならわしもあります。
「それは、地蔵盆です。町内のお地蔵さまに、わが子が健やかに育つように祈っているのですよ」
その他の意見
1位の服は、子どもが成長してから着られる、大きめサイズでもらった人が多数。意外に健闘したのがおむつ。「自分の自由が利かない間にもらえて助かった」という声も。
その他の意見
中学・高校・大学の入学祝いは現金派が大多数。小学校はこんな結果に。学校で使う実用品をプレゼントされて助かったという人もいました。
1位の現金と2位の着物は1票差! 京都という土地柄か、「染めから色まですべてオーダーメードで着物を仕立ててもらった」という声もありました。