チラシの裏や机に壁(!)。いろんなところに落書きしたり、お気に入りのシールを張ったり。子どもって、手を動かすのが好きですよね。そんな子どもたちと一緒に、大人も楽しめるイベントが行われます。
「親からみても子どもからみても“面白そう!”と、それぞれのアンテナに引っかかる催しをしてみたいんです」 こう話すのは、2月26日(土)に「京都市子育て支援総合センター こどもみらい館」で開催される「子どもアートフェスティバル」の主催者たち。 過去にチルドレンズミュージアム(子ども向けの博物館)の仕事に携わっていた左京区の笠原広一さんが、仲間と一緒にボランティア活動として立ち上げたユニット「アート・コミュニケーション・デザイン」が企画するこのイベント。NPO法人「こどもアート」の代表である加藤ゆみさん(中京区)や、子どものためのワークショッププログラムなどを行う「ちゃめっこはくぶつかん」の小島まみさん(左京区)らも一緒に参加しています。
“暮らし”がテーマ
当日は、1つの会場の中に、作品づくりができる複数のコーナーが登場。児童館の子どもたちによる企画もあるとか。共通のテーマは“暮らしを楽しむ”だそう。
「色鮮やかな布を使って、かわいいはたきを作るコーナーもあります」と加藤さん。このほかオリジナルエコバッグなど、大人も使えるものができるのがポイントです。
「大人の“子ども心”も触発したい。大人がワクワクすることが、子どもが楽しく暮らすことにつながると思うんです」(加藤さん)
そして記者が興味を持ったのは、小島さんが実物を持参してくれた「れいぞうこえほん」。半分に折った紙の片側に切り目を入れたものを冷蔵庫の扉に見立て、中の食材などを絵で描いたり、チラシの切り抜きを張り付けたりして遊びます。
「実際に、家で子どもと作ってみたら、ロールケーキにイチゴなど、自分が好きなものをたくさん描いてました(笑)」と小島さん。ちなみに、以前別のイベントでやったときは「昨日の晩のおかず」や「冷凍うどん」を描いた子もいたとか。子どもって、見てないようでよく見てるんですね~。
「子どもが日々何を見ているかがわかるきっかけがたくさん見つかると思いますよ」と笠原さん。
楽しいアートを通じて新たな発見がありそう!
コーナーの一例
●こすって こすって 写しとろう!
身の回りにあるものの形を紙にこすって写し取ると、アートになるかも⁉●目でみて かんじる わたしたちの「くらし」
私たちの暮らしの「いま」と「むかし」をスライドショーで上映●れいぞうこえほん
冷蔵庫の中に何を入れるかは自由!●もんよう ポンポン♪~てぬぐいアート~
身の回りにあるものの形を紙にこすって写し取ると、アートになるかも⁉●“ぽん”といっしょに“えほん de ART”
身の回りにあるものの形を紙にこすって写し取ると、アートになるかも⁉●まほうのハタキ作り
身の回りにあるものの形を紙にこすって写し取ると、アートになるかも⁉